防災グッズとしてのライトは何を選ぶ?おすすめ&選び方を防災士の視点からまとめます

ライト・照明

地震・台風・停電……災害はいつ起こるかわかりません。そんなときに「明かり」があるかないかで、安心感も行動のしやすさも大きく変わります。

懐中電灯1つでも役立ちますが、避難生活や夜間の安全を考えると、もっと頼れるライトが必要です。

この記事では、防災士の視点で選んだ「防災用ライト」のおすすめ5選をご紹介します。

▼この記事はこんな方におすすめです▼

✅停電・夜間避難に備えたい
✅家族全員分のライトを揃えたい
✅防犯も意識して照明を設置したい


■ ソーラーライト(人感センサー付き)

  • タイプ: 屋外固定型
  • 電源: ソーラー式
  • 特徴: 防水対応で屋外設置OK。人感センサーで自動点灯し、防犯対策としても優秀。明るさもしっかり確保でき、避難時の夜間照明としても心強い。
  • おすすめ度: ★★★★★
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■ 人感センサーライト(電池式・2個セット)

  • タイプ: 屋内壁貼り付け型
  • 電源: 単三電池
  • 特徴: 電池式でどこでも設置しやすい。暗い廊下やトイレ、非常時の室内照明として活躍。2個セットでコスパも◎
  • おすすめ度: ★★★★☆
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■ デスクライト LED(ストレート型)

  • タイプ: 卓上型
  • 電源: USB/モバイル電源
  • 特徴: 停電中の読書や作業にも便利。USB対応なので、モバイルバッテリーからの給電が可能。普段使いもOK。
  • おすすめ度: ★★★★☆
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■ 手回し充電式懐中電灯

  • タイプ: 携帯型
  • 電源: 手回し/USB
  • 特徴: 電池不要で緊急時も安心。回せば明かりがつき、USB出力付きならスマホの充電にも対応。
  • おすすめ度: ★★★★☆
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■ ヘッドライト

  • タイプ: 頭部装着型
  • 電源: 電池式
  • 特徴: 両手が使えるので、夜間の避難や作業に便利。登山用で耐久性もあり、長時間の装着にも◎
  • おすすめ度: ★★★★☆
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防災士の視点でライトを選ぶときに特に重視するのは、「停電時に機能すること」「使用環境に合っていること」「多用途であること」の3点です。以下では、具体的なチェックポイントを解説します。

✅ 電源の確保方法を必ず確認する

停電時に最も多いトラブルが「ライトはあるのに、使えない」という状態です。
コンセント式や充電が必要なライトは、停電時には役に立たなくなることも。
災害に備えるためには、以下のようなタイプを優先しましょう

  • ソーラー式:昼間に充電して夜使える/電池切れの心配がない
  • 手回し式:電池も太陽光も必要なし。自力で充電可能
  • 電池式:日常的な使いやすさもあり。定期的な電池交換を忘れずに

手回しやソーラー式でも、USB出力付きのモデルを選ぶとスマホ充電も可能で、情報収集手段の確保にも役立ちます。

✅ 使用場所・目的に合わせた明るさと設置方法を考える

災害時には、照らしたい範囲や用途がはっきりしています。以下のように用途ごとに適したライトを選びましょう。

  • 避難通路や玄関前: ソーラーライト/人感センサー付き
  • 屋内の常備灯やトイレ: 小型のLEDライト/電池式ライト
  • 作業や読書: 目に優しいLEDデスクライト
  • 移動時や屋外作業: ヘッドライトや懐中電灯

暗闇では「両手が使えるか」が重要です。ヘッドライトは避難所での活動時にも重宝します。

✅ 災害後の“長期生活”も見据えておく

地震や台風直後だけでなく、「数日間の停電」や「避難所生活」が続くケースもあります。そのため、ライトは“1回使って終わり”ではなく、“繰り返し使えるか”を重視すべきです。

  • USB充電やソーラー対応の繰り返し使用モデル
  • 長時間点灯できる省電力LED
  • モバイルバッテリーとの併用可否

明るさだけでなく、連続点灯時間バッテリー残量の確認機能もチェックすると、災害時の安心感が違います。


突然の地震や停電が起きたとき、周囲が真っ暗だと、パニックやケガのリスクが一気に高まります。避難時の安全確保、夜間のトイレ移動、情報収集、家族との連携——どれも“明かり”がなければスムーズに行えません。

ライトは、誰でも手軽に備えられる最小限かつ最大の防災アイテムです。

さらに、ソーラーライトや手回しライトなどを選べば、電池切れの心配も減り、停電が長引いた場合にも安心です。

日常生活でも活用できるモデルを選べば、無駄なく防災にもつながります。いざというときに困らないよう、今のうちに“災害時の明かり”をしっかりと備えておきましょう。