
【防災士監修】非常食セットおすすめ5選|災害時に“本当に役立つ”備えとは?
こんにちは、防災士の石川です。
地震・台風・大雨など、いつ起きてもおかしくない自然災害。
いざというときに命を守るためには、「食料の備蓄」が欠かせません。
とはいえ、何をどれだけ用意すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そんなときに便利なのが、必要な食料や水、食器類までがセットになった非常食セットです。
特に以下のような方には非常食セットがおすすめです
- 初めて防災対策を始めたい
- 自分で1つずつ揃えるのは大変
- 味や品質が保証されたものを選びたい
- 家族分・複数日分をまとめて備えたい
非常食といえば「味気ない」「保存がきくだけ」などの印象があるかもしれませんが、
最近では美味しさ・栄養・使いやすさ・見た目の良さまで追求されたセットが多数登場しています。
本記事では、防災士の立場から「本当に役立つ非常食セット」を厳選してご紹介。
さらに、選び方のポイントや実際にあった失敗例も交えて、後悔しない備えを解説していきます。
非常食セットの選び方|失敗しない3つのポイント
非常食セットは、「何を」「どれだけ」「どうやって」備えるかによって、非常時の安心感がまるで変わってきます。
ここでは防災士の視点から、購入前に必ず確認しておきたい3つの選び方のポイントを詳しく解説します。

内容量と日数が“必要な人数分”揃っているか確認する
非常食セットを選ぶ上で、最も基本的で最も大事なのが「量」です。
「1人×3日分」か「2人×3日分」など、人数と日数が具体的に記載されているかを必ずチェックしましょう。

▷ 防災士が推奨する備蓄の目安
- 最低3日分、可能であれば7日分
- 1人1日につき水3リットル、食料2000kcal程度
- 家族がいる場合は×人数で計算
内容量が不十分だと、いざというときに空腹や脱水で体力を消耗してしまいます。
特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、量と栄養バランスの両方を意識することが重要です。
調理不要かどうか/食べやすさ・開けやすさをチェック
災害時はライフラインが止まっていることが多く、「お湯が沸かせない」「電子レンジが使えない」「包丁や皿がない」などの状況が想定されます。

そのため、非常食はなるべく「そのまま食べられる」「水でも調理可能」なものを選びましょう。
▷ よくある調理の手間の例
- アルファ化米は水でも戻せるが、時間がかかる(15〜60分)
- 缶詰やレトルトは温め不要でも、開けるために缶切りやハサミが必要な場合も
- パンやクッキーなどは開けてすぐ食べられるが、水分が欲しくなる
また、「歯が弱い方が食べにくい」「子どもが嫌がる味付け」なども避けたいポイントです。
ユニバーサルデザインの非常食(弱者対応)を選ぶと、誰にでもやさしい備えになります。
セット内容に「食品以外の備品」も含まれているか
意外と見落としがちなのが、スプーン・フォーク・紙皿・除菌シート・ウェットティッシュなどの備品類です。

「食料はあるけど、手が洗えない」「食器がなくて食べづらい」「ゴミ袋がなくて困った」
…こうした声は災害時にとても多いです。
▷ あると便利な非常食セットの“+α”
- 使い捨てカトラリー類(スプーン・箸・紙コップ)
- ティッシュや除菌シート、ラップなどの衛生用品
- 簡易加熱袋・発熱剤などの“温かさを提供できる”道具
- 食べた後のゴミ処理用袋・ビニール袋・紙ナプキン等
また、食品の賞味期限が一括で確認できるラベルや一覧表がついているかも、定期的なローリングストックのしやすさに繋がります。
アレルギー・宗教・嗜好も配慮しよう
家庭にアレルギーを持つ方や、宗教的に特定の食品がNGな方がいる場合、
表示の分かりやすい非常食、あるいはグルテンフリーやベジタリアン対応のセットを選ぶことも大切です。

最近では、
- ハラール対応
- アレルゲン27品目表示
- 乳幼児・高齢者向けのやわらか食
など、多様性に配慮した非常食セットも増えています。

非常食は「ただある」だけでは意味がありません。
食べ慣れておく・期限を管理して入れ替える・家族で確認しておく。
この3つを意識することで、初めて“本当に使える備え”になります。


特におすすめなのが「開封して味見してみる」こと。
いざというときに「食べられる」「美味しい」と思えるだけで、心の安定にもつながります。
防災士が厳選!おすすめ非常食セット5選
非常食は「保存期間」「味」「調理の手間」「栄養バランス」など、選ぶ基準が多く迷いがちです。
ここでは、防災士の視点で“実際に備えとして信頼できる”非常食セットを5つご紹介します。
| 商品仕様 | 1位👑 | 2位👑 | 3位👑 | 4位 | 5位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | レスキュー3 9食フルセット | レスキュー3 レギュラーセット | 尾西の長期保存食セット1日分いろいろセット | 尾西の長期保存食セット3日分セット | レスキューフーズ 1日セット ライト |
| 商品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 保存期間 | 5年 | 5年 | 5年〜7年 | 5年〜7年 | 3年 |
| ポイント | 食事9食が1箱で完結。温め不要でそのまま食べられるものも多く、災害初期の混乱に圧倒的に強い。 | 主食・おかず・スイーツが入り、味のバランスが良い。子ども・高齢者がいても使いやすい万能セット。 | アレルギー対応食が多く、栄養もバランス◎。ご飯の種類が豊富で飽きにくい。 | 1日分の食事がコンパクトに揃う。初めて備蓄する人や一人暮らしに最適。 | 調理セット付きで火・水がなくても食べられる。車載・避難所用の“どこでも調理スタイル”が魅力。 |
| ご購入サイト | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
👑1位 レスキュー3 9食フルセット


✅ 主食・おかず・スイーツまで9食分が揃う “完全食セット”。
✅ 調理不要・温め不要で、断水・停電でもすぐ食べられる。
✅ 5年保存・軽量パッケージで避難所への持ち運びも簡単。



災害直後は「火が使えない」「水が確保できない」という状況がもっとも多いです。
このセットは加熱も水も不要で、袋を開けるだけで食べられる食品が中心。初期72時間を乗り切るには最適で、精神的負担も大幅に軽減できます。
👑2位 レスキュー3 レギュラーセット


✅ 初動時に特に必要な主食・おかず・甘味がバランスよく構成。
✅ 缶詰・レトルト中心で耐久性が高く、環境を選ばず食べられる。
✅ 賞味期限5年、パウチ式でコンパクトな設計。



「まずは最低限の3食を確保したい」という方に最適。
エネルギー源に優れた食品が多く、初期のストレスや疲労へのケアにも強い構成です。家庭・オフィス・車内備蓄すべてに向いています。
👑3位 尾西の長期保存食セット1日分いろいろセット


✅ アルファ米、パン、クッキー等 “食べ飽きない構成”。
✅ アレルギー対応食品が多く、幅広い年齢層に安全。
✅ 5年〜7年保存の食品が多く、長期備蓄に最適。



尾西食品は国内トップクラスの非常食メーカー。
特にこの1日セットは「味がおいしい」「子どもでも食べやすい」点が評価されており、災害時のストレスを軽減してくれます。
避難所でも“食べやすさ”が圧倒的に違うため、初めての非常食にもおすすめです。
4位 尾西の長期保存食セット3日分セット


✅ 72時間=生存に最も重要な3日間を完全カバー。
✅ 主食・主菜・間食がバランスよく入り、飽きずに食べられる。
✅ 長期7年保存モデルもあり、備蓄交換の手間が少ない。



「3日分まとめて安心を買いたい」という人に最適なセット。
災害初期の72時間は救助も遅れ、物流も完全停止するため、家庭で“最低3日分”の備蓄が必須です。
その条件を最もラクに満たせるのがこのセットです。
5位 レスキューフーズ 1日セット ライト


✅ 発熱剤つきで “温かい食事” が作れる非常食。
✅ ご飯・おかず・汁物の3品構成で満足度が高い。
✅ 賞味期限3年と短めだが、その分味と食べ応えが高品質。



被災者へのヒアリングで多い声が「温かい食事が食べたい」。
レスキューフーズのライトセットは発熱剤がついており、電気やガスがなくても温かい料理を食べられるのが最大の強み。
避難生活が長期化しそうな地域では特に役立ちます。
非常食セットは「内容・保存性・扱いやすさ」で選ぶべき
災害時に“命を守る備え”として重要な非常食。
特に家族や大切な人がいる場合、「とりあえずある」では足りません。
必要なのは 「人数 × 日数」分の確保と、実際に使える中身です。
今回ご紹介した5つの非常食セットは、いずれも次のような基準をクリアしています。
- 味やバリエーションが豊富で飽きずに食べられる
- 5年以上の長期保存ができ、定期交換の手間が少ない
- 火・水・容器が不要 or 少なくて済む設計で使いやすい
- 災害初期の不安を和らげる栄養・構成バランス
防災士としても、「非常時にきちんと食べられる」ことは安心感に直結すると実感しています。
また、今回紹介したセットは、個人・ご家族・施設用など、利用シーン別に対応できる製品ばかり。
ぜひご自身のライフスタイルや人数構成に合わせて、「自分に必要な非常食セット」を検討してください。
いざという時、“準備しておいてよかった”と感じることは間違いありません。
よくある質問(Q&A)
Q1. 非常食セットは何日分用意すればいいですか?
最低3日分(72時間)×人数分が政府の推奨です。ただし被害が大きい地域では、7日分以上を備えておくのが理想的です。
Q2. おすすめの非常食セットを教えてください
防災士として特におすすめなのは、
👑「尾西の長期保存食セット3日分セット」と「レスキュー3 9食フルセット」です。
味・保存性・調理のしやすさで高評価です。
Q3. 賞味期限が切れた非常食は捨てるしかない?
賞味期限を少し過ぎた程度ではすぐに腐るわけではありませんが、風味や栄養が劣化する可能性があります。期限前の交換をおすすめします。
Q4. 保存食と一緒に必要な備えは?
水(1人1日3L目安)、簡易トイレ、ラジオ、ライト、衛生用品など。
「食べられる」だけでは不十分なので、非常食と一緒に防災セットを揃えておきましょう。
Q5. アレルギー対応の非常食はありますか?
はい。小麦・乳・卵など主要アレルゲンを除いた非常食も多数あります。商品パッケージや説明をよく確認しましょう。
Q6. 水や火がなくても食べられますか?
多くのセットにそのまま食べられるパンやおかずが含まれています。さらに火が使えない環境でも温められる発熱剤付きのセットもあります。
Q7. 保存場所はどこが適している?
直射日光・高温多湿を避けた場所(例:クローゼットや納戸)が理想です。気温変化の少ない場所で保管しましょう。
Q8. セットではなく単品で揃えるのはどうですか?
もちろん可能ですが、バランスを取るのが難しいことも。特に初めて備える方は、基本が揃っているセットから始めるのがおすすめです。



















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