
家族を守る防災グッズセット2名用|本当に必要な中身とは?
こんにちは、防災士の石川です。
地震、台風、停電、そして豪雨や火災。 日本に住んでいる以上、いつどこで災害に遭遇してもおかしくありません。
そんな“まさか”に備えるために、防災グッズセットは今や一家に一つではなく、一人一つが基本となっています。 今回は、特に2名分で備えるべき防災セットに焦点を当て、必要な理由や選び方、おすすめのセットまで、防災士の視点でわかりやすくご紹介します。

なぜ2名用の防災グッズセットが必要?
災害時に命を守るためには、「人数に応じた備え」が何よりも大切です。
防災グッズを1人分だけ準備していても、ご家族やパートナーと一緒に避難する状況では、それだけではまったく足りません。
特に2人暮らしのご家庭(ご夫婦、親子、高齢のご両親とお子さんなど)では、2名分の備蓄が前提です。
2人分で必要な備えの目安は?
基本は「最低3日分(72時間)×人数分」。災害直後は支援物資やライフラインの復旧に時間がかかるため、最低でも以下のような備えが必要です
- 飲料水:1人1日3L×2人×3日=18L
- 非常食:1人3食×2人×3日=18食分
- 簡易トイレ:1人5回/日×2人×3日=30回分
- 防寒・寝具:2人分の毛布やアルミシート
- 衛生用品:歯ブラシ・ウェットティッシュ・マスク など
実際の災害時の失敗例
防災士として現場で多く耳にするのが、「備えたつもりが、足りなかった」という声です。
「家族分用意していたつもりが、1人分しかなかった。結局、子どもを優先して自分は水もごはんも我慢することに…」(40代・女性/熊本地震の体験より)
「3日分の水ってこんなに必要なの?実際に使ってみてはじめて気づいた。全然足りなかった」(30代・男性/北海道胆振東部地震)
「トイレ用品が足りなくて困った。避難所の仮設トイレも長蛇の列で、衛生面が本当に心配だった」(60代・女性/東日本大震災)
このように、「1人分だけの防災グッズ」では実際の避難生活を支えるのは難しいことがわかります。
2人分のセットを事前にしっかり用意しておくことが、“本当の備え”なのです。
なぜ「セット」で買うのが良いのか?
2名用の防災グッズセットは、必要なアイテムがまとめて揃っており、量や種類のバランスも取れているのが特徴です。個別に買い揃えるよりも効率的で、漏れがありません。
さらに、バッグの容量や重量も計算されていて、持ち運びやすさにも配慮されているため、避難時にもスムーズです。
防災士が教える!2人用セットを選ぶポイント
2人用の防災グッズセットは「2人で生き延びるための最低限の装備」ともいえるもの。
ですが、すべてのセットが同じ内容とは限らず、選び方を間違えると“備えたつもり”で終わってしまうことも。
ここでは、防災士の視点から見た「後悔しない2人用防災セット選びのポイント」を解説します。
1. 72時間(3日間)を生き抜ける中身になっているか?
災害発生後の72時間は、救助やライフラインの復旧が進まず「自力でなんとかする」時間です。
✔ 水と食料が2人×3日分、合計6日分以上あるか
✔ 食料は加熱不要・アレルゲン対応など非常時でも食べやすいものか
✔ 飲料水は最低でも18L(1人1日3L×2人×3日)あるか
✔ トイレや衛生用品も3日分用意されているか(簡易トイレ、ウェットティッシュ、マスク、歯ブラシなど)
多くの市販セットでは水が少なめだったり、食事が「1日2食」しか入っていない場合も。“3日分”という表記を鵜呑みにせず、中身の数量をチェックしましょう。
2. 「役割分担できる設計」かどうか
2人で使う前提で考えると、「1人が持っても重すぎないか?」「2人で分けて持てるか?」は非常に重要なポイント。
✔ バッグが2つに分かれている
✔ 男女や体格差に配慮した設計になっている(例:軽量バッグ+防水素材など)
✔ 肩かけ・リュックタイプなど両手が空くスタイルで持てること
避難は、両手が使えるかどうかが命を左右します。背負えるバッグで、なおかつ2人で荷物を分け合えるとより安心です。
3. 防災グッズの質とバランスを確認する
セットに入っている防災グッズが、
- 安全基準を満たしているか(例:保存水が厚生労働省基準クリア/非常食がJAS認証など)
- 使いやすさや品質が確保されているか(安価すぎる商品には注意)
また、内容のバランスも重要です。
✔ 非常食や水ばかりで、ライト・ラジオ・モバイルバッテリーが入っていない
✔ 逆に機能的すぎて、基本的な食・水が不足している
このような偏りがあるセットは避けるのがベター。最低限の「衣・食・住・情報・衛生」がしっかり網羅されているかチェックしてください。
4. 防災ライト・ラジオ・電源系が含まれているか
実は防災士として最も多く相談されるのが、“停電対策”の不備。
ライトがなければ夜間の避難や生活に大きな支障が出ますし、スマホが使えなければ情報収集もできません。
✔ LEDライト(できれば手回し・乾電池式両対応)
✔ ラジオ(AM/FM両方+イヤホン端子も便利)
✔ モバイルバッテリーやUSB充電器
✔ 電池は付属しているかどうかも要確認!
特に災害時の情報収集源としてラジオは非常に重要です。ネットが使えない時でも役立ちます。
5. 実際に“使える”ことを意識して選ぶ
せっかく準備していても、「使い方が分からない」「子どもや高齢者が使えない」では意味がありません。
✔ 使い方が直感的に分かるグッズか?
✔ 多機能すぎて操作が複雑になっていないか?
✔ 可能であれば事前に中身を確認&使ってみること
たとえば「加熱剤付きの非常食」などは、実際に使ってみないと火の出る反応に驚いて使えなかったという声もあります。
セット購入後は1度開封して中身を確認し、使い方を把握することも大切です。
6. 収納や保管のしやすさも重要
災害はいつ起きるか分かりません。「すぐに持ち出せる場所」に置いておくためにも、セットのサイズ・重量・保管性にも注目しましょう。
✔ 家の玄関・車・寝室などに置いておきやすいサイズか
✔ 熱や湿気に弱くないか(保存水や電池類)
✔ 外装バッグの素材は防水かつ丈夫か
また、バッグの色も暗すぎず目立つカラーだと、災害時に探しやすいというメリットがあります。
「2人用の防災セット」は、単なる“防災グッズ2倍”ではありません。
2人で協力して72時間を乗り越えるための設計と中身があるかどうかが重要です。
以下のような点を意識して選べば、万が一のときも慌てず対応できる備えになります。
- 中身が本当に2人分・3日分そろっているか
- 荷物の重さや分担まで考えられているか
- 情報・電源・衛生のバランスがとれているか
- 実際に避難生活で「使える」ものになっているか
次は、この選び方を踏まえたうえでおすすめの2人用防災セットをご紹介します。ご自身の暮らしや家族構成に合ったものを選んでみてください。
防災士が選んだ!おすすめの防災グッズセット2名用5選
| 商品名 | 商品画像 | 商品のポイント | 保存食・保存水 | 照明・電源 | 衛生・防寒用品 | 収納・持ち運び | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 👑1位 | 防災セットSHELTER(シェルター)プレミアム 2人用 | ![]() | 官公庁採用の本格仕様。保存食・水・医療・電源すべてが揃う | ○(5年保存食+保存水2人×3日) | ○(高性能ラジオライト+モバイルバッテリー) | ○(救急セット、トイレ、衛生用品) | ○(大容量リュック) |
| 👑2位 | アイリスオーヤマ HRS-2N | ![]() | 価格と内容のバランスに優れ、誰でも扱いやすい | × | ○(手回しライト+ランタン) | ○(アルミシート、ホイッスル、簡易トイレ) | ○(撥水収納バッグ) |
| 👑3位 | PEACEUP EVERSAFEリュック 2人用 | ![]() | 防災士監修の2人用防災セット | ○(5年保存おにぎり・ライスクッキー・水) | ○(2in1 LEDランタン、LEDヘッドライト) | ○(簡易トイレ、アルミシート、マスク、救急用品ほか) | ○(カラー選択可能) |
| 4位 | 岸田産業 キャリー付き防災リュック 2人用 | ![]() | キャリーカート付きで移動性を高めた、実用性重視の多機能防災セット | ○(レスキューライス・水・7年保存クッキー) | ○(多目的ラジオライト) | ○(トイレ、寝具、防寒、衛生用品) | ○(キャリーカート付きリュック) |
| 5位 | 防災ダイレクト 地震対策30点避難セットplus+ | ![]() | 食料・水・電源・衛生・安眠用品まで揃った2人分セット | ○(缶詰ソフトパン・長期保存甘味類・水) | (ソーラー多機能ラジオライト5000mAh、LEDライト、SOSサイレン) | ○(簡易トイレ、アルミブランケット、衛生用品) | ○(お防炎・防水・防汚仕様のリュック、反射材・蓄光材・内部ポケット付き) |
👑 防災セットSHELTER(シェルター)プレミアム 2人用

特徴:
防災の専門メーカー「ラピタ」が展開する最上位モデル。
● 5年保存の主食・副食・保存水を2人×3日分搭載
● 高機能防災ラジオライト、ソーラーバッテリー、携帯充電ケーブル付き
● トイレセット、救急セット、ブランケット、マスクなど衛生・医療用品も充実
● 大容量リュックは防水仕様で、持ち運びも安心

官公庁や企業でも多数導入されている信頼のセット。保存食の種類も豊富で栄養バランスにも優れており、避難生活の質を保ちたい人におすすめ。自信を持って勧められる一品です。
👑 アイリスオーヤマ 防災グッズセット 2人用 HRS-2N


特徴:
ホームセンターでお馴染みのアイリスオーヤマが手がける防災セット。
● 極厚22cmエアベッド&エア枕付きで、避難所や車中泊でも睡眠環境を確保
● 乾電池式充電器+長期保存電池を採用し、停電時も確実に電源を確保
● 避難所や車中泊を想定した「生活維持」に強い実用型セット
● 防水・自立型の大容量リュックで、玄関や室内に置いてもすぐ持ち出せる設計
防災士コメント:
避難生活で最も差が出る「睡眠・電源・衛生」を重視した構成。初動対応だけでなく、数日続く避難生活まで現実的に想定された、2人用セットです。
👑 MT-NET 防災セット Relieful 2人用


特徴:
避難時に必要となる「食料・水・照明・衛生・防寒」を中心に、
実際の持ち出しを想定してバランスよくまとめた防災セットです。
● 主食・保存水に加え、すぐ使える照明器具と電池をセット
●アルミシートや簡易トイレなど、避難生活で困りやすい場面を想定した内容
● 衛生用品・救急用品も含まれており、最低限の身の回りケアに対応
● リュック2個セットのため、家族で分けて持ち運びしやすい設計
防災士コメント:
「最低限の備えを一式で整えたい方に向いた、実用性重視の防災セットです。
まずは“持ち出せる備え”を用意したいご家庭におすすめできます。」
リーズ 防災セット 2人用スタンダード


特徴:
避難時の「移動・生活・衛生」を重視して設計された、
キャリーカート付きの実用型防災セットです。
● 保存水・保存食を中心に、食事面をしっかり確保できる構成
● エアーマット・アルミブランケットを備え、床での就寝や寒さ対策に対応
● トイレ・衛生用品・救急用品も揃い、避難生活を想定した内容
● キャリーカート付きリュックのため、重量が増えても移動しやすい設計
防災士コメント:
荷物量が多くなりがちな防災セットに、キャリー機能を取り入れた実用的なモデルです。
徒歩での長距離移動や体力に不安のある方にも配慮された構成で、“持ち出せる現実的な備え”を重視したい方におすすめです。
防災ダイレクト 地震対策30点避難セットplus+


特徴:
機能性とデザイン性を兼ね備えた“見せられる防災グッズ”。
● 被災者の声をもとに防災士が厳選したフラッグシップモデル
● 防炎・防水・防汚素材を採用した高機能リュック
● 保存食・保存水・衛生用品・簡易トイレまで豊富な取り揃え
● ソーラー多機能ラジオライト(5000mAh)搭載で停電時も対応
防災士コメント:
このセットは、実際の被災体験を前提に考え抜かれた構成になっています。
食料・水・電源・衛生・睡眠・安全確保までバランスが非常に良く、初めて防災セットを用意する方にも、買い替えを検討している方にも自信をもっておすすめできる内容です。
まとめ|2人分の備えが“命を守る”備えになる
災害は、いつ・どこで・誰といるときに起こるかわかりません。
だからこそ、家族やパートナーと一緒に避難することを前提に、人数分の備えを確保しておくことが非常に重要です。
とくに2人暮らしの場合、1人分の防災グッズでは「食料が足りない」「トイレ用品が1人分しかない」「寝るときに寒さで苦労した」といった声が多く寄せられています。
今回ご紹介した防災セットは、防災士の視点からも「本当に使える」と感じた厳選5商品。
それぞれの家庭に合ったスタイル(アウトドア派・シンプル志向・おしゃれ重視など)で選べるよう、内容や特徴も異なります。
“防災は、命を守る日常の選択”です。
「いつかやろう」ではなく、「今日から備える」。
それが、あなたと大切な人の命を守る最初の一歩になります。
- 2人暮らしには2人分×3日=6人日分の備えが必要
- 防災セットは「水・食料・衛生・情報・灯り」の5大要素をカバー
- 自分たちのライフスタイルに合ったセットを選ぶことが大切
- 分散収納・女性向け・デザイン性なども比較ポイントになる
必要なときにすぐ使えるよう、玄関・寝室・車内などにセットを分けて置くのもおすすめです。
ぜひ、ご自身の環境に合った2人用防災セットを選び、“命を守る準備”を今日から始めてください。
よくある質問(Q&A)
Q1. 2人用の防災セットは本当に必要ですか?
A. はい、必要です。
災害時は「1人1セット」が原則です。1人分のセットを2人で使うと、水や食料、トイレ用品などすぐに足りなくなります。2人で3日間生活できる内容が揃っているセットを準備しておくことで、避難生活中の不安を大きく軽減できます。
Q2. おすすめの2人用防災セットはどれですか?
A. 防災士のおすすめは「防災セットSHELTER(シェルター)プレミアム 2人用」です。
保存水・食料・ラジオ・トイレ用品・医療キットなどがバランスよく揃っており、官公庁でも採用されている実績があります。機能性・信頼性ともにトップクラスです。
Q3. 防災セットは何年ごとに見直すべきですか?
A. 最低でも1〜2年に1回は見直しましょう。
多くの保存食や保存水は5年〜7年の期限がありますが、家族構成の変化(妊娠・乳幼児・高齢者)や季節、健康状態などで必要なアイテムが変わることもあります。
Q4. 防災セットだけで災害を乗り切れますか?
A. 基本的な3日間はカバーできますが、追加備蓄も必要です。
防災セットは“最初の3日間”を乗り切るためのもの。自宅避難が続くケースに備えて、飲料水や簡易トイレの追加ストックも忘れずに。
Q5. 2人用セットは重くないですか?
A. 分散収納タイプなら負担を軽減できます。
最近は「1人用バッグ×2個」に分かれた2人用セットもあり、体力差や役割分担に応じて持ち運べます。ご年配の方や女性にも配慮された構造です。
Q6. 乳幼児や高齢者がいる場合はどうすれば?
A. 専用のケア用品を追加してください。
ミルク、紙おむつ、流動食、常備薬、歩行補助具など、それぞれの年齢や体調に応じたアイテムを別途追加する必要があります。2人用セットは「大人×2」を想定している場合がほとんどです。
Q7. 手回し式のラジオやライトは実際に使えますか?
A. 正直に言えば、“補助”と考えてください。
手回し式は「緊急時に電源がないときの備え」として重要ですが、実用にはある程度の回転時間が必要。日常はUSB充電で蓄電しておくと安心です。
Q8. 防災セットはどこに保管しておけばいいですか?
A. 玄関・寝室・車など、すぐ持ち出せる場所に分散を。
「1か所にまとめる」のではなく、状況に応じてすぐ使えるよう複数箇所に分けておくのが理想です。たとえば、自宅用・車内用・職場用など。
















