
地震や大規模停電で交通が止まると、社員がすぐ帰れず、会社にとどまる時間が長くなることがあります。
内閣府の資料でも、企業等は従業員が事業所内に待機できるよう3日分の水や食料などを備蓄する考え方が示されています。非常食は数だけそろえればよいわけではなく、食べやすさ、準備のしやすさ、味の受け入れやすさまで考えておくことが大切です。
麺類は、ご飯やパンとは違う食感を入れやすく、水やお湯で戻すタイプ、調理不要タイプなど選択肢も広いのが特長です。この記事では、企業向けに非常食の麺類を備える理由や選び方、おすすめ商品をわかりやすく整理します。
| 商品仕様 | 1位👑 | 2位👑 | 3位👑 | 4位 | 5位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | LLF やわらか ナポリタン スパゲッティ | 尾西食品 米粉でつくったカレーうどん | S.I.OJapan その場deパスタ トマト | サタケ マジックパスタ ミート | 非常用即席めん うどん しょう油味 |
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| 特徴 | 1袋200g・380kcalあるため、軽食というより1食分として考えやすく、在社避難時の食事として配りやすいナポリタンです。 | 米粉めんを使ったカレーうどんです。内容量73g、出来上がり量353gで、熱湯を注いで7分、フォーク付きで食器の準備がいりません。 | トマトとコーンの酸味と甘みが特長の即席パスタです。1食66gで、スプーンが各袋に付属し、お湯3分・水20分で作れます。 | アルファ化パスタのミートパスタです。内容量は65g、出来上がり量は約215gで、コクのあるソースとミートのうま味が特長です。 | しょう油味の非常用即席めんです。内容量は55.5gで、鰹だしのきいたスープとコシのある歯ごたえが案内されています。 |
| 保存期間 | 6年 | 5年 | 5年 | 5年 | 3年 |
| ご購入サイト | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
👑1位 LLF やわらかナポリタンスパゲッティ

✅ 賞味期限は6年
✅ 1袋あたり内容量200g
✅ 1袋あたり380kcal

加熱せずそのまま食べられるタイプなので、お湯の確保が難しい初動や、すぐ配りたい場面で使いやすい商品です。 やわらかいスパゲティで内容量200g・380kcalあるため、軽食ではなく主食として配りやすいのも強みです。
👑2位 尾西食品 米粉でつくったカレーうどん


✅ アレルギー物質28品目不使用
✅ 熱湯を注いで7分で完成
✅ フォーク付きで食器不要



汁気のある温かい麺を入れたい時おすすめの商品です。 熱湯7分で、フォーク付き、さらに特定原材料等28品目不使用なので、社員数が多く食の配慮が必要な職場でも採用しやすいです。ただ、お湯が前提なので、給湯手段がない場面では使いどころを選びます。
👑3位 S.I.OJapan その場deパスタ トマト


✅ 常温で5年保存可能
✅ お湯3分、水なら20分で食べられる
✅ 各袋にスプーン1本付き



お湯でも水でも作れるので、停電時や断水時の条件に合わせて運用しやすいパスタです。 トマト味は定番で受け入れられやすく、スプーン付きで配布も簡単です。
4位 サタケ マジックパスタ ミート


✅ 保存期間は5年
✅ お湯3分・水20分で調理可能
✅ 内容量65g、出来上がり約215g



お湯3分・水20分と戻りが早いので、在社避難の初動で配りやすい商品です。 注水量は150mL、ミート系のしっかりした味なので満足感は出しやすい一方、小麦・牛肉・大豆などのアレルギー表示は事前確認が必要です。
5位 非常用即席めん うどん しょう油味


✅ 保存期間は3年
✅ 1食あたり内容量55.5g
✅ フォーク付き、水使用量400mL



食べ慣れたしょう油うどんなので、非常時でも受け入れられやすいのが強みです。 フォーク付きで配りやすく、食後はコンパクトに廃棄しやすい点も運用向きです。ただし、水使用量は400mLと今回の中では多めです。
会社の在社避難に備える保存食対策とは
地震や大規模停電が起きると、社員がすぐ帰宅できず、会社にとどまる時間が長くなることがあります。
そのため企業の保存食対策では、何食あるかだけでなく、どの順番で出すかまで考えておくことが大切です。
たとえば、被災直後は配りやすいもの、少し落ち着いてからは食事として満足感を得やすいもの、というように役割を分けておくと、実際の運用がしやすくなります。
さらに、主食を白米やパンだけに偏らせず、麺類も一部に入れておくと、備蓄全体を組みやすくなります。
つまり保存食対策とは、長期保存品を置いておくだけではなく、在社避難の流れに合わせて食事を回せるように備えることです。
企業向け非常食に麺類を入れておきたい理由


企業備蓄を考えるとき、主食はどうしてもアルファ化米やパンに寄りがちです。もちろんそれらは重要ですが、在社避難が数食続くと、味や食感が単調になりやすいのも現実です。
農林水産省は備蓄に適した食品の選び方やローリングストックをまとめた食品ストックガイドを公開しており、非常食は普段からなじみのある味を選ぶこと、さらにカロリーや栄養の偏りにも気を配ることがも大切だと整理されています。
麺類を入れておく良さは、ただ珍しいからではありません。
非常食の麺類には、お湯や水で戻せるパスタ、米粉うどん、調理不要のレトルト麺など種類があり、商品によって使い方が大きく異なります。
たとえば米粉うどんは短時間調理や食べやすさ、フジッリ型の非常食パスタは食べ応え、レトルトタイプは調理不要といった違いがあります。企業備蓄では、この違いがそのまま配りやすさや使い分けやすさにつながります。
実際の防災現場では、避難生活が続く中で食欲が落ちてしまうことがあります。そんなとき、食べ慣れない非常食ばかりでは手が止まりやすくなるため、会社の備蓄にも、普段の食事に近い味を入れておくことが大切です。
麺類は、パスタやうどんのように受け入れられやすい味を選びやすく、非常時の主食の選択肢を広げやすいのが強みです。
企業向け非常食麺類の選び方


ここでは、会社の備蓄として麺類を選ぶときに見ておきたいポイントを整理します。
1.「すぐ食べられる商品なのか」を見る
災害時は、物流だけでなく電気・ガス・水道などのライフラインも止まりやすく、普段どおりに食事を準備できないことがあります。非常食を選ぶときは、開封後すぐ食べられるものなのか、お湯が必要なものなのか、水でも戻せるものなのかを分けて見ておくと、実際の場面で使いやすくなります。非常時には「水を使わずに食べられるもの・調理不要で食べられるもの」を用意しておくことが勧められており、会社の備蓄でも、すぐ出せる麺類と、落ち着いてから食べる温かい麺類を分けて考えるのが現実的です。
2.食欲が落ちやすい前提で、食べ慣れた味を選ぶ
実際の避難生活では、慣れない環境や限られた食事の影響で、食欲が低下しがちだと農林水産省のガイドでも触れられています。だからこそ企業の非常食も、ただ長く保存できるだけではなく、普段から食べ慣れた味を入れておくことが大切です。うどんやパスタのような麺類は、日常の食事に近い感覚で取り入れやすく、白米だけの備蓄よりも主食の選択肢を広げやすいのが強みです。これは、非常時でも食事が進みやすい備えにつながります。
3.保存期間だけでなく、入れ替えやすさも考える
非常食は3年、5年、6年など保存期間に差がありますが、長ければそれで十分というわけではありません。農林水産省は、普段から少し多めに買い置きし、古いものから使って買い足すローリングストックを紹介しています。企業向けでも、保存期間の長さだけで選ぶのではなく、試食会や防災訓練で使いやすいか、入れ替え計画を立てやすいかまで見ておくと管理しやすくなります。
4.会社で配りやすい条件かも大事
企業備蓄では、味や保存期間だけでなく、配りやすさも見逃せません。1食ずつ渡しやすいか、フォークやスプーンが付いているか、必要な水やお湯の量が把握しやすいかで、実際の運用はかなり変わります。特に社員数が多い会社では、準備物が少ない商品ほど配布しやすく、混乱しにくくなります。ここは商品のスペックを見るだけでなく、社内でどう配るかまで想像して選ぶのがポイントです。
5.アレルギーや食の配慮も忘れない
社員数が多い会社ほど、全員が同じものを問題なく食べられるとは限りません。農林水産省は、食物アレルギーのある人など要配慮者向けの食品ストックガイドも公表しています。企業の備蓄では、基本となる主食に加えて、配慮しやすい商品を一部入れておくと、実際の配布がスムーズになります。特に麺類は種類によって原材料が大きく変わるため、ここは事前に確認しておきたいところです。
✅ よくある質問(Q&A)
Q1.おすすめの商品は何ですか?
A.おすすめは「LLF やわらかナポリタンスパゲッティ」です。
6年の長期保存に加え、そのまま食べられるので、お湯を用意しにくい場面でも使いうやすい商品です。
Q2. 麺類の非常食は本当に役立ちますか?
A. はい、麺類は温かくて食べやすく、災害時の“心の癒し”にもなります。
特に避難所生活や断水時には、湯戻し不要・そのまま食べられる商品が重宝されます。食欲がないときでも喉ごしが良く、子どもや高齢者にも適しています。
Q3. 企業備蓄の非常食は、買ったあとに一度試食したほうがよいですか?
A. はい、一度は試食しておくほうが安心です。実際に食べてみると、味だけでなく、戻し時間、必要なお湯の量、食べやすさ、片付けやすさまで確認できます。防災訓練や社内の備蓄確認と合わせて試すと、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
Q4.買った後の期限管理は、どう進めればよいですか?
A.賞味期限ぎりぎりまで置くのではなく、古いものから使って買い足すローリングストックで回すのがおすすめです。農林水産省は、備蓄食品を日常的に消費しながら買い足す方法を案内しており、自治体や企業向け記事でも、期限管理と定期点検の重要性が繰り返し紹介されています。試食会や防災訓練で一部を使うと、味や食べやすさの確認にもつながります。











