
家族4人分の防災セットを準備しようと思っても、
「4人用を1セット買えばいい?」
「子どもの分まで何を入れればいい?」
「水や食料はどのくらい必要?」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
家族4人の防災では、用品の数だけでなく、避難するときに誰が何を持つのかまで考えて準備することが大切です。
特に子どもがいる家庭では、大人が子どもの手を引いたり抱っこしたりする可能性があります。家族4人分を1つの重いリュックにまとめるより、大人が持ち出せるように分けて準備した方が使いやすい場合があります。
この記事では、現在販売されている防災セットを調査し、
- 持ち出しやすさ
- 家族で分担しやすいか
- 水・食料・トイレなどの内容
- 子ども用品を追加しやすいか
- 価格とのバランス
を比較して、家族4人の子育て家庭におすすめの防災セットを5つ紹介します。
市販の防災セットだけで完結させず、子どもの年齢や家族構成に合わせて中身を調整する方法も解説します。
※価格・販売状況は2026年9月27日時点で確認した情報です。価格やセット内容は変更される場合があります。
家族4人向け防災セットおすすめ5選
家族4人の場合、最初から4人分を1つにまとめるより、2人用セットを2つ用意する、または1人用セットを組み合わせる方法も検討してみましょう。
| 順位 | 商品 | セット重量 | リュック | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ラピタ プレミアム 2人用 | 約9.7kg | 2個 | 約5.2kgと約4.5kgに分けて持てる |
| 2位 | SHELTER プレミアム 2人用 | 約8.5kg | 1個 | 30Lの大容量で追加用品を入れやすい |
| 3位 | 防災のミカタ 2人用68点 | 約8.5kg | 1個 | 食料・保存水・トイレ・衛生用品が充実 |
| 4位 | 防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セットplus+ | 約7.3kg | 1個 | 防炎・防水・防汚仕様のリュック |
| 5位 | アイリスオーヤマ 防災セット2人用42点 | 約6.0kg | 1個 | エアーベッド2個など避難生活用品を収録 |
※「2人用」は家族4人全員分を1セットでまかなえるという意味ではありません。家族4人では2セットを用意する、別の防災リュックと組み合わせるなど、家族構成に合わせて調整してください。
1位|ラピタ プレミアム 2人用

商品の特徴
家族4人の子育て家庭で特に注目したいのが、2人分の用品が2つのリュックに分かれていることです。
セット総重量は約9.7kgですが、1つ目が約5.2kg、2つ目が約4.5kgに分けられています。
大人2人がそれぞれ背負えるため、1人に荷物が集中しにくいのが特徴です。
商品の説明
ラピタ プレミアム2人用には、防水性・撥水性に配慮したターポリン素材のリュックが2個付属しています。
リュックは1個約24L、重量約800g。保存水やアルファ米、多機能ダイナモラジオライト、防災エアーマット、救急用品、レインコート、歯ブラシなどが用意されています。
家族4人で使う場合は、同じセットを2つ用意する方法のほか、子どもの年齢に合わせてキッズ用リュックなどを組み合わせる方法もあります。
大人2人がそれぞれ荷物を担当しやすいため、「家族4人分の防災用品を1人が背負う」という状態を避けやすい商品です。
商品のポイント
✓ 2つのリュックに約5.2kg・約4.5kgと分散されている
✓ 1個約24Lの防水仕様リュックを2個採用
✓ 保存水・アルファ米・エアーマット・ラジオライトなどをまとめて準備できる
2位|SHELTER プレミアム 2人用

商品の特徴
30Lの大容量リュックに、2人分の基本的な防災用品をまとめたセットです。
セット重量は約8.5kg。リュックにはセット品を入れた状態でも衣類やタオルなどを追加できるスペースがあり、家族ごとに必要なものを加えやすくなっています。
商品の説明
SHELTER プレミアム2人用には、多機能ダイナモラジオライト、防滴調光ランタン、保存水、非常食、救急用品、レインコート、ホイッスル、ウォーターバッグなどが用意されています。
リュックは約30Lで、太めのショルダーベルトやリフレクターも採用されています。
家族4人の場合は2セットに分けて用意すれば、大人がそれぞれ1つずつ担当することもできます。
ただし、1セット約8.5kgあるため、購入後は実際に背負って歩き、無理なく持ち出せるか確認しておきましょう。
商品のポイント
✓ 約30Lの大容量リュック
✓ 保存水・非常食・ラジオライト・ランタンなどを収録
✓ 衣類や家族専用用品を追加できるスペースがある
3位|防災のミカタ 防災セット2人用68点

商品の特徴
保存水や非常食だけでなく、簡易トイレや衛生用品、エアーベッドなどまで幅広くまとめた2人用セットです。
セット重量は約8.5kg。約35Lの抗菌・防臭リュックが採用されています。
商品の説明
セットにはアルファ米6食、5年保存水500ml×6本、非常用トイレ10回分、エアーベッド2個、アルミシート2枚、マスク、歯ブラシ、からだ拭きシート、レインコートなどが含まれています。
ランタンやラジオライト、乾電池式モバイル充電器も用意されています。
家族4人なら2セットを基本に考えられますが、食料・水・トイレは家庭備蓄として別途追加しておく必要があります。
商品のポイント
✓ 5年保存水500ml×6本とアルファ米6食入り
✓ 非常用トイレ10回分や衛生用品を収録
✓ 約35Lのリュックで個人用品も追加しやすい
4位|防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セットplus+

商品の特徴
2人分の防災用品を、約17Lのリュック1個にまとめたセットです。
公式商品ページで確認できるセット総重量は約7.3kg。防炎・防水・防汚素材を使用した非常持出袋が特徴です。
商品の説明
リュックには2人分の用品が収納されています。
防災用品に加えて、保存水や非常食、ラジオライト、レインコート、カイロ、マスク、救急セットなどをまとめて準備できます。
ただし、公式サイトでは「上部まで詰まった状態」と案内されています。
そのため、子どもの着替えやおむつなどを追加したい場合は、別のリュックやバッグを用意した方が使いやすいでしょう。
商品のポイント
✓ 約7.3kgの2人用防災セット
✓ 防炎・防水・防汚素材の非常持出袋
✓ ラジオ・保存水・非常食・救急用品などをまとめて準備できる
5位|アイリスオーヤマ 防災セット2人用42点

商品の特徴
セット重量約6.0kg、40Lリュックを採用した2人用防災セットです。
エアーベッドや衛生用品など、避難先で使用する用品が多くまとめられています。
商品の説明
セットにはエアーベッド2個、エア枕2個、保温アルミシート2枚、携帯トイレ、マスク、からだ拭き、歯ブラシ、タオル、レインポンチョ、ウォータータンクなどが含まれています。
一方、公式の商品仕様に記載されたセット内容には保存水や非常食が含まれていません。
そのため、このセットだけで家族の防災準備を完了させず、水や食料を別に準備する必要があります。
商品のポイント
✓ セット重量約6.0kg
✓ 40Lの大容量リュック
✓ エアーベッド2個など避難生活用品が充実
家族4人向け防災セットの選び方

1.「4人分入っているか」だけで選ばない
家族4人だからといって、4人分の用品をすべて1つのバッグにまとめる必要はありません。
重要なのは、避難するときに実際に持ち出せることです。
特に乳幼児がいる家庭では、大人が抱っこしたり手をつないだりする可能性があります。
購入するときはセット全体の重量だけでなく、
- リュックはいくつ付いているか
- 大人2人で分けられるか
- 子ども自身が持てるものはあるか
まで確認しましょう。
2.リュックに追加できるスペースを確認する
市販の防災セットには基本用品がそろっていますが、すべての家庭に必要なものが入っているわけではありません。
子どもの着替えや常備薬などを追加する可能性があるため、リュックの容量や空きスペースも確認しましょう。
商品によっては、セット用品だけでリュックがほぼいっぱいになっている場合があります。
3.水・食料・携帯トイレの内容を確認する
「2人用」「4人用」と書かれていても、水や食料が数日分すべて入っているとは限りません。
セットに何本の水が入り、何食の非常食が含まれているのかを個別に確認することが大切です。
携帯トイレについても同様です。
セットに数回分入っているだけの商品もあるため、自宅備蓄を含めて必要量を考えましょう。
4.子どもの年齢に合わせて選ぶ
同じ4人家族でも、
- 乳児がいる
- 未就学児がいる
- 小学生がいる
- 中学生以上の子どもがいる
場合では必要な備えが異なります。
ある程度大きな子どもなら、自分用の軽いリュックを用意して、本人が無理なく持てるものを分担する方法もあります。
非常持ち出し袋と自宅備蓄は分けて考えよう

家族4人の防災準備で特に大切なのが、避難するときに持っていくものと、自宅に備蓄するものを分けることです。
農林水産省では、災害時の食品について最低3日分から1週間分×人数分の家庭備蓄が望ましいとしています。水は飲料水と調理用水として、1人1日おおよそ3Lが備蓄例として示されています。
4人家族で水を1週間分用意すると、相当な重量になります。
これをすべて避難用リュックへ入れる必要はありません。
非常持ち出し袋
避難するときに必要なものを、実際に持てる範囲で準備する。
自宅備蓄
水・食品・携帯トイレ・カセットコンロなど、避難生活や在宅避難を支える用品をまとめて備える。
この2つに分けて考えると、無理のない防災準備ができます。
家族4人なら水と食料はどのくらい備える?
農林水産省は、食品について最低3日分、できれば1週間分程度の家庭備蓄を推奨しています。
水については、1人1日おおよそ3Lが飲料水と調理用水の備蓄例です。
単純計算すると、4人家族では、
3日分なら約36L
7日分なら約84L
が一つの目安になります。
ただし、これは家庭備蓄として考える量です。
36Lや84Lの水を防災リュックへ入れて避難するという意味ではありません。
保存水のほか、普段食べている食品を少し多めに買い、使った分を補充する「ローリングストック」を取り入れる方法もあります。
子どもがいる家庭で追加しておきたいもの

市販の防災セットを購入したら、子どもの年齢や普段の生活に合わせて中身を追加しましょう。
乳幼児がいる場合は、おむつ、おしりふき、ミルク、哺乳用品、離乳食、着替えなどが必要になる場合があります。
そのほかにも、
- 母子健康手帳や必要な情報の控え
- 常備薬
- 子ども用マスク
- 子どもが食べ慣れている食品
- 着替え
- タオル
- 生理用品
- 眼鏡
- モバイルバッテリー
- 緊急連絡先
など、家族が普段使っているものを確認してください。
アレルギーがある子どもや、食事に配慮が必要な家族がいる場合は、その人が食べられる食品を優先して準備します。
農林水産省でも、高齢者、乳幼児、慢性疾患のある方、食物アレルギーのある方などに配慮した食品は別途準備するよう案内しています。
防災セットを買ったら家族で一度背負ってみよう

防災セットが届いたら、そのまま玄関や収納に置いて終わりにしないことが大切です。
まず中身をすべて確認します。
そのうえで、大人が実際に背負って家の中や周辺を少し歩いてみましょう。
重いと感じる場合は、自宅備蓄へ移せるものがないか確認したり、もう一つのバッグへ分散したりします。
子どもにもリュックを持たせる場合は、年齢や体格に合わせて本人が無理なく持てる内容にしてください。
家族全員で、
「誰がどのバッグを持つか」
「子どもと避難するときは誰が付き添うか」
まで決めておくと、実際の避難をイメージしやすくなります。
防災セットの保管場所も家族で決めておく

防災セットは、災害時に取り出せなければ役立てられません。
玄関付近など、避難時に取り出しやすい場所を候補にしながら、住宅の間取りや避難経路に合わせて決めましょう。
同時に、
- 自宅周辺のハザードマップ
- 指定緊急避難場所
- 避難経路
- 家族が離れているときの連絡方法
- 集合場所
も確認しておくと安心です。
防災用品を購入することをゴールにせず、家族が実際に避難するときの動きまで確認しておくことが大切です。
家族4人向け防災セットについてよくある質問
Q.おすすめの家族4人向け防災セットはなんですか?
おすすめは、ランキング1位で紹介した「ラピタ プレミアム2人用」です。
2人分の用品が約5.2kgと約4.5kgの2つのリュックに分かれており、大人2人で分担しやすい点が家族での避難に向いています。家族4人の場合は同じセットを2つ用意する方法や、子どもの年齢に応じた防災リュックと組み合わせる方法を検討してください。
Q.家族4人なら4人用防災セットを1つ買えば十分ですか?
必ずしも1つにまとめる必要はありません。
水や食料まで含めて4人分を1つのバッグにまとめると重くなる可能性があります。
大人がそれぞれリュックを持つなど、家族で分散できる構成も検討しましょう。
Q.家族4人の水は何日分必要ですか?
農林水産省では、家庭の食品備蓄について最低3日分、できれば1週間分程度を推奨しています。
水は1人1日おおよそ3Lが一つの備蓄例です。
4人なら3日分で約36L、1週間なら約84Lになりますが、これは家庭備蓄としての目安です。すべてを避難用リュックに入れる必要はありません。
Q.子どもにも防災リュックを持たせた方がいいですか?
年齢や体格、避難経路などを考えて判断しましょう。
本人が無理なく持てる場合は、軽い衣類やタオルなどを分担する方法もあります。
重さを一律に決めるのではなく、実際に背負わせて歩けるか確認することが大切です。
Q.防災セットを購入したら何を追加すればいいですか?
家族が普段使用しているものを追加します。
子どもの着替え、常備薬、眼鏡、生理用品、乳幼児のおむつやミルク、アレルギー対応食品など、市販セットではカバーできないものを確認しましょう。
まとめ
家族4人向けの防災セットを選ぶときは、「4人用」という表示やセット点数だけで判断しないことが大切です。
特に子育て家庭では、災害時に大人が子どもの避難をサポートする可能性があります。
そのため、
- 大人2人で荷物を分担できるか
- 実際に背負って避難できるか
- 子ども用品を追加できるか
- 水・食料・トイレがどの程度含まれているか
- 家庭備蓄を別に準備できているか
を確認しましょう。
今回比較した中では、2人分を2つのリュックへ分散できる「ラピタ プレミアム2人用」が、家族で荷物を分担したい家庭に使いやすい構成です。
ただし、市販の防災セットだけですべての備えが完了するわけではありません。
防災セットが届いたら家族で中身を確認し、必要なものを追加して、実際に背負ってみてください。
そして非常持ち出し袋とは別に、水・食料・携帯トイレなどの家庭備蓄も準備しておきましょう。
家族に合った形へ少しずつ整えていくことが、いざというときに本当に使える防災準備につながります。