大切なペットのために、災害時の飲み水はどのくらい備えていますか?
地震や台風などに備えて保存水を用意していても、家族とペットの分を合わせて考えると、思っていた以上の量が必要になることがあります。
災害によって断水や物流の停滞が起これば、いつものように水を用意できるとは限りません。自宅で過ごす場合にも、ペットと一緒に避難する場合にも、ペットの飲み水まで含めて備えておくことが大切です。
ペットの防災では、水やフードを少なくとも5日分、できれば7日分以上用意しておくことが推奨されています。
犬や猫はもちろん、うさぎ、ハムスター、小鳥、フェレットなど、大切なペットと暮らしている家庭では、ペットが飲む分まで含めて備蓄量を確認しておきましょう。
この記事では、ペット防災に備えやすい保存水5商品を厳選。
保存期間・水の成分・容量・使いやすさ・人気を比較しながら、どの商品がどんな家庭に向いているのか紹介します。

防災の専門家が厳選!おすすめ5選
第1位 アイリスの保存水 500ml×24本

人気・容量・使いやすさのバランスがいい
保存期間:5年
容量:500ml×24本
タイプ:持ち出しにも使いやすい500ml
今回の総合1位は、アイリスの保存水です。
500mlなので、自宅備蓄と非常持ち出し用の両方に使いやすいのが大きなメリット。
24本入りなら、すべてを一か所に置く必要もありません。自宅の備蓄スペース、玄関の防災用品、車など、家庭の防災計画に合わせて分けて保管できます。
また、アイリス公式通販でも多くのレビューが集まっており、購入実績を確認しやすい商品です。
商品のポイント
✓ 500mlで持ち運びやすい
✓ 24本入りで分散して備蓄しやすい
✓ 公式通販でもレビュー実績が多い
✓ 5年保存でローリングストックにも取り入れやすい
第2位 志布志の自然水 非常災害備蓄用 2L×6本

自宅にまとまった水を備蓄するなら使いやすい
保存期間:5年
容量:2L×6本(合計12L)
原材料:水(湧水)
自宅での備蓄を重視するなら、志布志の自然水が候補になります。
2L×6本で1ケース12Lを確保できるため、家族用の保存水にペットの分を追加したいときにも使いやすい容量です。
尾西食品が販売しており、5年間保存できます。
商品のポイント
✓ 1ケースで12Lを確保
✓ 5年間保存できる
✓ 2Lなので自宅備蓄向き
✓ 家族とペットの水をまとめて準備しやすい
第3位 カムイワッカ麗水 15年保存水 2L×6本

15年保存で交換の手間を減らせる
保存期間:15年
容量:2L×6本(合計12L)
硬度:19mg/L
「一度買ったら、できるだけ長く保管しておきたい」という家庭に向いているのがカムイワッカ麗水です。
最大の特徴は、15年間保存できること。
5年保存水と比べると、長期間備蓄した場合の交換回数を減らせます。
メーカーでは硬度19mg/Lのほか、カルシウムやマグネシウムなどの成分も公開されています。
商品のポイント
✓ 15年間の長期保存
✓ 硬度19mg/L
✓ 1ケース12L
✓ 水の成分を確認して選びやすい
第4位 カムイワッカ麗水 15年保存水 500ml×24本

「15年保存」と「500ml」を両立
保存期間:15年
容量:500ml×24本(合計12L)
硬度:19mg/L
同じカムイワッカ麗水でも、こちらは500mlタイプ。
15年間保存できることに加えて、必要な本数だけ持ち出せるのが強みです。
自宅用として保管しながら、一部を非常持ち出し袋に入れておくといった使い方もできます。
商品のポイント
✓ 15年保存×500ml
✓ 非常持ち出し袋へ入れやすい
✓ 24本入りで分散備蓄しやすい
✓ 硬度19mg/L
500mlの保存水としては長期保存に特化した商品なので、購入後の管理を楽にしたい人には魅力があります。
第5位 The Next Dekade 10年保存水 2L×6本

硬度0mg/Lで10年間保存
保存期間:10年
容量:2L×6本(合計12L)
硬度:0mg/L
The Next Dekadeの特徴は、硬度0mg/Lと長い保存期間です。
商品名は「10年保存水」。メーカーの商品仕様では、製造から11年の賞味期限が設定されています。
2L×6本なので、自宅にまとまった量を備蓄する用途にも向いています。
商品のポイント
✓ 硬度0mg/L
✓ 10年間の長期保存
✓ 自宅備蓄向きの2Lタイプ
ペット防災の水は何日分必要?

保存水を選ぶ前に確認しておきたいのが、実際に必要な量です。
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、ペットフードや水など、命や健康に関わるものを少なくとも5日分、できれば7日分以上用意することが示されています。
災害後はライフラインだけでなく物流にも影響が出る可能性があります。まずは7日間をひとつの目安にして、家族の分に加えてペットの水も確保できているか確認してみましょう。
犬は体重から必要量の目安を計算できる
犬の場合、東京都動物愛護相談センターでは、1日に必要な飲み水を体重1kgあたり50mlとして備蓄量の目安を紹介しています。
この目安で7日分を計算すると、次のようになります。
| 犬の体重 | 1日の目安 | 7日分 |
|---|---|---|
| 3kg | 約150ml | 約1.05L |
| 5kg | 約250ml | 約1.75L |
| 10kg | 約500ml | 約3.5L |
| 20kg | 約1L | 約7L |
たとえば10kgの犬なら、7日分で約3.5Lです。
2Lの保存水を2本用意すると約4Lになるため、必要量をイメージしやすくなります。
実際に飲む量は、気温や運動量、食事内容、健康状態などによって変わります。計算上の数字だけで決めず、普段どのくらい水を飲んでいるかも確認しておきましょう。
猫は普段の飲水量と食事内容も確認
猫は食事から摂取する水分量も考えて備蓄量を決めます。
特にドライフードとウェットフードでは含まれる水分量が異なるため、普段どのくらい水を飲んでいるかと、いつも食べているフードの両方を確認しておくと必要量を考えやすくなります。
災害時には普段と同じフードが手に入らない可能性もあります。7日間を想定して、飲み水には余裕を持たせておきましょう。
持病がある場合や療法食を利用している場合は、災害時に用意する水やフードについて、かかりつけの獣医師に確認しておくと安心です。
うさぎ、ハムスター、小鳥、フェレットなどを飼っている家庭も、普段使用している水の量を確認し、そのペットに合わせて5~7日以上を想定して準備しておきましょう。
ペット防災用の保存水はどう選ぶ?

必要な量が分かったら、次は実際に備蓄する水を選びます。
保存期間だけでなく、水の成分・ボトルの容量・管理のしやすさまで比較すると、自宅に合った保存水を見つけやすくなります。
水の成分を確認する
人間用として販売されている保存水の中から、ペットの備蓄に使う水を選ぶこともできます。
その際は、商品パッケージやメーカーサイトで硬度やミネラル成分を確認しておきましょう。
秋田市ではペットの災害対策として、備蓄しているペットボトルの水に普段から慣らしておくことに加え、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを多く含む硬水は犬や猫の飲み水に向かないと案内しています。
ただし、「硬度○mg/L以下なら安全」と一律に線引きするのではなく、商品の成分を確認して選ぶことが大切です。
持病がある、療法食を利用しているなど、水分やミネラルの管理が必要なペットについては、獣医師の指示を優先してください。
保存期間は家庭の管理方法に合わせる
保存水には、5年・10年・15年など保存期間の異なる商品があります。
5年保存は定期的に防災用品を見直す家庭でも取り入れやすく、10年・15年保存は交換回数を減らせるのがメリットです。
長ければ必ず優れているというものではありません。
ほかの非常食や防災用品と一緒に定期的に入れ替えるのか、一度購入したらなるべく長期間保管したいのかを考えて選びましょう。
自宅用は2L、持ち出し用は500mlが使いやすい
保存水を用意するときは、容量にも注目します。
2Lと500mlにはそれぞれ使いやすい場面があるため、どちらか一方にそろえるより、用途に合わせて組み合わせる方法がおすすめです。
2Lは自宅でまとまった量を備えやすい
12Lの水を備える場合、2Lなら6本です。
同じ12Lを500mlだけで用意すると24本になるため、2Lの方がボトルの本数を抑えられます。
家族とペットが自宅で過ごす在宅避難を想定するなら、2Lを中心に備えておくと管理しやすくなります。
500mlはペットとの避難で扱いやすい
500mlのメリットは、必要な本数だけ持ち出せることです。
ペットと避難するときは、水のほかにもフード、薬、リード、キャリーバッグ、トイレ用品などを持つことになります。
自宅には2L、非常持ち出し袋には500mlというように分けておけば、在宅避難と同行避難の両方を想定した備えができます。
保存水は買った後の管理も大切

保存水を用意したら、災害時にすぐ使える状態になっているかも確認しておきましょう。
チェックしておきたいのは、次のようなポイントです。
- 賞味期限
- 自宅にある水の合計量
- ペットの普段の飲水量
- 非常持ち出し用の水
- 電気を使わずに水を与えられる食器
- ペットフードや薬の備蓄
特に自動給水器を使用している家庭では、停電すると使えなくなる製品もあります。
普段使っている給水器とは別に、ボウルなど電気を使わずに水を与えられるものも用意しておくと安心です。
また、備蓄しているペットボトルの水を災害時に初めて与えるのではなく、防災用品を見直すタイミングなどに飲めるか確認しておく方法もあります。
まとめ
災害時の飲み水は、家族だけでなく大切なペットの分まで考えて準備しておくことが大切です。
環境省では、ペットの水やフードを少なくとも5日分、できれば7日分以上備えておくことを推奨しています。
保存水を選ぶときは、保存期間だけでなく、水の成分や容量、持ち運びやすさまで確認しましょう。
今回のランキング1位は、アイリスの保存水 500ml×24本です。500mlなら自宅用と持ち出し用に分けやすく、ペットとの同行避難にも備えやすくなります。
自宅でまとまった量を確保するなら2L、非常持ち出し用には500mlと組み合わせるのもおすすめです。
まずは現在自宅にある保存水を確認して、「家族+大切なペット」で何日過ごせる量があるかを計算するところから始めてみてください。
FAQ(よくある質問)
おすすめの保存水はどれですか?
迷ったら、今回ランキング1位の「アイリスの保存水 500ml×24本」がおすすめです。
500mlなので自宅での備蓄だけでなく、非常持ち出し袋にも入れやすいのがメリット。24本入りのため、自宅用と持ち出し用に分けて備えることもできます。
ペット用に何日分備蓄すればよいですか?
環境省ガイドラインでは最低5日分、推奨7日分以上です。人間用の3日基準より長い理由は、避難所がペット同伴に対応していない場合、自宅避難が長期化するためです。体重1kgあたり50ml×日数×頭数で計算してください。
ミネラルウォーターをそのまま使っても大丈夫ですか?
硬度の低い軟水(50mg/L以下)であれば問題ありません。硬度100mg/L以上の中硬水・硬水はマグネシウム過多で尿路結石のリスクがあるため、ペットの飲用には不向きです。ラベル裏面で必ず硬度を確認しましょう。
開封した保存水はどのくらい保存できますか?
商品に表示されている5年・10年・15年といった保存期間は、基本的に未開封で適切に保管した場合の期限です。
一度開封した水は長期保存用として扱わず、できるだけ早めに使い切りましょう。
ペットだけでは2Lを短期間で使い切れない場合もあるため、小型犬や猫などには500mlを用意しておくと使いやすい場合があります。
保存水の賞味期限が近づいたらどうすればいいですか?
賞味期限を迎える前に普段の生活で使い、新しい保存水へ入れ替えましょう。
飲用のほか、商品や保存状態に問題がなければ料理などに使って消費する方法もあります。
「期限が切れてから気づく」ことを防ぐため、購入したときにスマートフォンのカレンダーなどへ交換時期を登録しておくと管理しやすくなります。
備蓄水の置き場所はどこが良いですか?
直射日光と高温多湿を避けた、床に近い涼しい場所が基本です。シンク下、押し入れ下段、玄関収納が定番。家具の下敷きにならない位置を選び、自宅・車・職場の3拠点に分散すると倒壊リスクに強くなります。
ペットが保存水を飲んでくれるか心配です
災害当日に初めて与えるのではなく、平常時に一度確認しておくと安心です。
保存水を購入したタイミングや防災用品を見直す日に少量を試し、普段と同じように飲めるか確認しておきましょう。
水だけでなく、避難時に使用する食器や給水方法にも慣らしておくと、災害時の備えにつながります。