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停電72時間を乗り切る防災向けポータブル電源おすすめ|大容量と軽量ソーラー両立モデル

2026 7/03
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石川(元消防士・防災士)
この記事の監修
石川(元消防士・防災士)
消防署で15年以上勤務。数多くの災害現場に出動。
詳しいプロフィール →

こんにちは。防災の専門家の石川です。停電はあなたが思うより、はるかに長く続きます。スマホの充電だけを想像していると、必ず後悔します。

この記事は、災害現場を見てきた立場から「本当に家庭に置くべき一台」を、公的データと具体的な使い方で解説します。スペックの寄せ集めではなく、家族構成と災害想定から逆算して選べる構成にしました。読み終える頃には、迷いなくカートに入れられる状態になります。

  • ✓ 停電が実際どれくらい続くのか、公的データで分かる
  • ✓ 自分の家に必要なWh(容量)を自分で計算できる
  • ✓ 大容量・軽量・ソーラー対応から失敗しない選び方が分かる
  • ✓ 今日・今週・今月やるべき行動が明確になる
ポータブル電源 防災 おすすめ 災害時シミュレーション
目次

停電は「数時間」では終わらない現実

まず知ってほしい数字があります。経済産業省と各電力会社の発表によれば、2018年の北海道胆振東部地震では道内ほぼ全域約295万戸がブラックアウトし、完全復旧まで約45時間を要しました。単純な「一晩」では済んでいません。

さらに深刻なのが長期停電です。2019年の台風15号(房総半島台風)では千葉県内の一部で最長21日間停電が継続。2024年の能登半島地震では発災から2週間経過時点でも一部地域で停電が残りました。「防災用に一日分」という発想では、命綱にならないのです。

注意 停電中はスマホの通信、冷蔵庫、扇風機、CPAP(睡眠時無呼吸の医療機器)、電動ベッドなど「電気を前提にした生活基盤」が同時に止まります。モバイルバッテリー一つでは全く足りません。
ポータブル電源 防災 おすすめ 災害タイムライン
災害名最大停電戸数復旧までの期間
北海道胆振東部地震(2018)約295万戸約45時間で概ね復旧
台風15号 千葉(2019)約93万戸一部で最長21日
台風19号 東日本(2019)約52万戸広域で3〜7日
能登半島地震(2024)約4万戸2週間後も一部未復旧

結論として、家庭で用意すべきポータブル電源は「最低3日、できれば1週間、家族の必要最低限の電力をまかなえる容量」です。この後、その容量を自分で計算できるようにします。

あなたの家に必要な容量(Wh)を自分で計算する

ポータブル電源の容量は「Wh(ワットアワー)」で表記されます。計算式はシンプルで、消費電力(W)× 使用時間(h)= 必要Whです。まずは1日に本当に必要な機器だけを絞り込みます。

ここで大事なのが「公称容量の全量は使えない」という原理です。インバーターの変換ロスやバッテリー保護のため、実際に取り出せるのは公称値の約80〜85%と考えて設計します。1000Wh表記なら実質800Wh前後が目安です。

機器消費電力の目安1日の使用時間1日の必要Wh
スマホ充電(1台)約10W2時間約20Wh
LED照明約8W5時間約40Wh
ノートPC約45W3時間約135Wh
扇風機(DC)約30W6時間約180Wh
冷蔵庫(小型)約100W(平均40W)24時間約400〜700Wh
電気毛布(弱)約40W8時間約320Wh
CPAP(医療機器)約30〜60W8時間約240〜480Wh
ポイント 4人家族が「スマホ4台+照明2灯+情報端末+夏の扇風機」を1日運用すると、実測で約400〜600Whを消費します。3日で1200〜1800Wh、つまり1000Wh級のポータブル電源+日中のソーラー充電という組み合わせが現実解です。

逆に、一人暮らしでスマホと照明とラジオだけなら1日100Wh未満で足ります。この場合、250〜300Whクラスの軽量モデルで十分実用になります。「大は小を兼ねる」で全員が1000Whを買う必要はありません。

ポータブル電源の選び方 6つの基準

ポータブル電源 防災 おすすめ 選び方

スペック表を眺めても選べません。防災用途で私が必ず確認するのは次の6点です。順に説明します。

基準1 バッテリーの種類(リン酸鉄リチウムを選ぶ)

防災用はリン酸鉄リチウム(LiFePO4)一択です。三元系リチウムよりサイクル寿命が長く、3000回以上の充放電(約10年使用相当)に耐えます。熱安定性も高く、押入れ保管や車載での事故リスクが低い。数千円の差でも、命を預ける機器はここでケチらないでください。

基準2 定格出力(W)は消費電力の合計を上回るか

容量(Wh)ばかり見て、出力(W)を忘れる人が非常に多い。電子レンジは1000W以上、ドライヤーは1200W、電気ケトルは1000〜1300W必要です。定格600Wの機種では動かせません。家電を使いたいなら定格1500W以上、最低でも1000Wは欲しいところです。

基準3 ソーラーパネル入力に対応しているか

長期停電で命綱になるのがソーラー充電です。対応入力W数(例、200W入力対応)を必ず確認してください。入力容量が大きい機種ほど、短時間で満充電に戻せます。100W入力しか受けない機種にいくら大きなパネルを繋いでも意味がありません。

基準4 パススルー充電とUPS機能

コンセントに繋いだまま出力もできる「パススルー」、停電した瞬間に切れ目なく電源を供給し続ける「UPS機能(切替時間20ms前後)」があると、冷蔵庫や医療機器を安全に守れます。特にCPAPユーザーはUPS対応機種を必ず選ぶこと。

基準5 重量とサイズ(女性・高齢者でも動かせるか)

1000Whクラスは10〜13kgあります。米袋一つ分です。避難所へ持ち出すのは非現実的で、「在宅避難用」と割り切るのが正解。持ち出し用は別に3〜5kgの小型モデルを用意する二段構えが理想です。

基準6 PSE認証と保証年数

日本国内で販売する電気製品には電気用品安全法(PSE)の適合が必須です。無名メーカーの並行輸入品はここで引っかかります。加えてメーカー保証3〜5年があるかを確認してください。長期使う機器なので、サポート窓口が日本語で機能することも重要です。

  • ✓ バッテリーはリン酸鉄リチウム(LiFePO4)か
  • ✓ 定格出力は使いたい家電をカバーするか
  • ✓ ソーラー入力に対応し、入力Wは十分か
  • ✓ UPS機能があるか(医療機器・冷蔵庫用途)
  • ✓ 重量は運用場所に合っているか
  • ✓ PSE適合&日本語サポート&長期保証

容量帯別・比較でわかる違い

ポータブル電源は容量帯によって「できること」が別物になります。3つのレンジで整理します。

容量帯重量目安価格帯できること
200〜300Wh(小型)3〜5kg約2〜4万円スマホ20〜30回、LED照明数日、車中泊1泊
500〜700Wh(中型)6〜8kg約5〜8万円ノートPCとルーター終日、扇風機、小型冷蔵庫短時間
1000〜1500Wh(大容量)10〜15kg約9〜15万円冷蔵庫24時間、電子レンジ、家族で3日凌ぐ

結論を先に言うと、在宅避難を前提とするなら1000Whクラス、避難所持ち出し用なら300Whクラス。予算があれば両方持つのが最強です。中途半端に500Whを選ぶと「家電は動くけど時間が持たない」で後悔します。

ポイント ソーラーパネルは本体と同じメーカーで揃えると接続コネクタで悩みません。異メーカー接続は変換ケーブル探しで消耗します。

ポータブル電源のメリットとデメリット

ポータブル電源 防災 おすすめ メリットデメリット

買う前に、良い面と割り切るべき面を正直に整理します。

メリット(防災視点)

最大の利点は「静音でクリーン」な点です。ガソリン発電機と違い、屋内で使え、排気ガスがなく、集合住宅でも扱えます。夜間も稼働音でトラブルになりません。さらにキャンプ・車中泊など平時利用ができるため、「使わずに劣化させる備え」になりにくいのも大きな価値です。

デメリット(正直に)

まず冷房(エアコン)は基本的に無理。エアコンは起動時2000W以上を要求するモデルが多く、家庭用ポータブル電源では動かせても短時間です。夏は扇風機と保冷剤で乗り切る前提を持ってください。また、10kgを超える機種は災害時に持って階段を降りるのは危険です。「動かさない備え」と割り切ります。

注意 「ポータブル電源があればエアコンが動く」という宣伝表現を鵜呑みにしないでください。定格能力と起動電力の壁は物理法則の話で、変わりません。

防災の専門家が厳選 用途別おすすめポータブル電源5選

市場には数百モデルありますが、防災用途で自信を持って推せるのは実質この5モデルです。価格帯を低・中・高で分散し、メーカーも分けて選びました。

第1位 Jackery ポータブル電源 1000 New

Jackeryポータブル電源1000 Newは容量1070Wh・定格1500Wという4人家族の在宅避難3日分を単独でまかなえる大容量モデル。重量約10.8kgと同クラスでは軽量寄りで、UPS機能とアプリ管理にも対応します。台風接近前に満充電しておき、停電と同時に冷蔵庫を差し込む運用に最適。日本語サポートが手厚いのも安心材料です。

おすすめポイント 容量1070Wh・定格1500W・重量約10.8kg。冷蔵庫(平均40W)を24時間×約1日、スマホ充電なら80回以上。長期停電の主力機として最もバランスが良い1台。
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第2位 Anker Solix C1000 Gen 2

Anker Solix C1000 Gen 2は容量1024Wh・定格1500W。リン酸鉄リチウム採用で3000回以上の充放電サイクルに耐え、10年使えるコスパの高さが魅力。ACコンセントからの急速充電が速く、台風予報を見てから半日で満タンに戻せます。子育て世帯・共働き世帯のように「準備の時間が取れない家庭」に強く推せます。

おすすめポイント 1024Wh・1500W・重量約12kg。急速充電と長寿命のバランスが優秀。5年保証で長期安心。
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第3位 Anker Solix C1000 Portable Power Station

ポータブル電源 防災 おすすめ Anker Solix C1000 Portable Power Station

Anker Solix C1000は1056Wh・1500W出力の実力派。UPS切替速度が速く、CPAPなど医療機器を使う家庭に向きます。停電時に一瞬も切らせたくない機器がある方は、この機能を最優先で選んでください。重量約12.9kgとやや重いため、設置場所を固定して運用する前提で。

おすすめポイント 1056Wh・1500W・UPS対応。医療機器・冷蔵庫の常時バックアップ用途に最適。
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第4位 BLUETTI EB3A ポータブル電源(軽量・持ち出し用)

BLUETTI EB3Aは容量268Wh・定格600W・重量約4.6kgと女性でも片手で運べる軽量モデル。避難所への持ち出し、車中泊、ベランダ避難など「動かす前提」の運用に向きます。スマホなら20回以上充電でき、LEDランタンとルーターを併用して2〜3日耐えられます。大容量機との二段構えで持つのが理想です。

おすすめポイント 268Wh・600W・約4.6kg。一人暮らし・避難所持ち出し・サブ機として最適。価格も3万円台と手を出しやすい。
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第5位 EcoFlow RIVER 3(低予算・入門)

EcoFlow RIVER 3は245Wh・300W出力・重量約3.5kgの小型入門機。「まずは何か一台」という一人暮らし・学生・単身赴任の初手として最適です。スマホ・ノートPC・LED照明を数日運用でき、価格は約2万円台。ここから始めて、余裕ができたら大容量機を追加する段階的な備えが賢いです。

おすすめポイント 245Wh・300W・約3.5kg。2万円台で買える防災の第一歩。軽量なので女性や高齢者にも扱いやすい。
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組み合わせ推奨 ソーラーパネルで長期停電に備える

3日を超える停電では、ソーラーパネルの有無で生死が分かれます。本体一体型の小型ソーラーは晴天でも満充電に何日もかかるのが実情で、頼りになりません。100W以上の折りたたみパネルを本体と同じメーカーで揃えるのが正解です。

ポータブル電源 防災 おすすめ BLUETTI PV200 ソーラーパネル 200W

BLUETTI PV200は200W出力・変換効率23.4%・折りたたみ式。晴天下で1000Wh級を約5〜7時間で満充電できる実力があり、大容量機の相棒として理想的です。折りたたむとスーツケース程度に収まり、収納にも困りません。

おすすめポイント 200W・変換効率23.4%・折りたたみ。長期停電でポータブル電源を「使い切らない」ための必須アイテム。
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ポータブル電源 防災 おすすめ Jackery SolarSaga 100W

Jackery SolarSaga 100WはJackery本体と同メーカーで揃えたい方向け。100W・変換効率24%・重量約4.7kgで、ベランダに立てかけて使えます。中容量機と組み合わせるなら100Wクラスが扱いやすいバランスです。

おすすめポイント 100W・変換効率24%・約4.7kg。取り回しが良く、日常のベランダ発電にも使いやすい。
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停電を生き延びる運用術

ポータブル電源 防災 おすすめ チェックリスト

買っただけでは備えになりません。運用の知恵を4つ紹介します。

保管は「常時50〜80%充電」で放置しない

リチウム系バッテリーは満充電放置でも空放置でも劣化します。3ヶ月に1回は残量を確認し、50〜80%を維持。台風シーズン前(6月)と冬前(11月)は満充電に戻して次に備えます。

使用優先順位を家族で決めておく

停電時に何を最優先で繋ぐか、家族で合意しておきます。情報(スマホ・ラジオ)>冷蔵庫>照明>夏なら扇風機/冬なら電気毛布が基本の序列。電子レンジやドライヤーは「使わない」と決めておくと容量が持ちます。

ソーラー充電は「昼間だけ」を原則にする

晴天の日中にパネルで満充電に戻し、夜間の消費に備えるサイクルを作ります。曇天では公称値の30%以下しか発電しないので、曇りの日は節電モードに切り替える判断が必要です。

普段使いで劣化を防ぐ

キャンプ、車中泊、ベランダでのDIY作業などで月1回は稼働させると、バッテリーの状態が保たれます。「非常用にしまい込む」のは最悪の運用です。

ポイント ポータブル電源は「使う備え」。日常の一部に組み込むほど、災害時に迷わず動けます。

家族構成別 世帯別の選び方

あなたに最適な一台は、家族構成でほぼ決まります。

世帯タイプ推奨容量推奨モデル例
一人暮らし(学生・単身)250〜300WhEcoFlow RIVER 3/BLUETTI EB3A
夫婦2人暮らし500〜1000WhBLUETTI EB3A+大容量機
子育て世帯(3〜4人)1000Wh以上+ソーラーJackery 1000 New+SolarSaga 100W
高齢者世帯1000Wh+UPS機能Anker Solix C1000
医療機器利用世帯1000Wh以上+UPS必須Anker Solix C1000+ソーラー

一人暮らし

スマホ・照明・ノートPCが動けば十分。重量3〜5kgの持ち出せるサイズを選び、避難所生活にも対応します。EcoFlow RIVER 3かBLUETTI EB3Aで2万円台から備えられます。

子育て世帯

ミルク作り、離乳食の温め、子どものスマホ学習、夏の扇風機など消費電力が跳ね上がるのが子育て世帯です。1000Wh級+ソーラーの二段構えを強く推奨します。

高齢者・医療機器世帯

CPAP、在宅酸素、電動ベッドなど停電で命に関わる機器がある家庭はUPS機能付き一択。停電の瞬間に電源が切れないため、寝ている間の停電も安心です。

よくある失敗と対策

実際の相談で頻繁に出会う「買った後の後悔」を5つ紹介します。

失敗1 容量だけ見て出力を見なかった

「大容量1000Whなのに電子レンジが動かない」という相談が多い。定格出力(W)が使いたい家電のワット数を超えていないと動きません。買う前に、使いたい家電のワット数を全部書き出してください。

失敗2 押入れにしまい込んで放電

1年放置すると自然放電でゼロになり、深放電で寿命が縮みます。3ヶ月に1回の充電確認をカレンダーに登録してください。

失敗3 ソーラーパネルを買わなかった

本体だけあっても、使い切ったら停電中は再充電できません。100W以上のパネル併用で「使い続けられる備え」に変わります。

失敗4 無名メーカーの激安品を買った

PSE非適合品や、公称容量を大幅に下回る粗悪品が混ざっています。Jackery・Anker・EcoFlow・BLUETTIなど大手メーカーを選び、日本語サポートがある製品にしてください。

失敗5 使い方を災害時に初めて確認する

停電の暗闇で説明書は読めません。購入したら必ず1回、家族全員で使い方を練習する。子どもでも電源スイッチとコンセントの位置が分かるようにしておきます。

注意 「防災用に買った」だけで安心してはいけません。使えなければゼロと同じです。買った日に必ず開封し、家族で操作を確認してください。

FAQ よくある質問

このセクションではポータブル電源 防災 おすすめについて、要点をやさしく解説します。

防災用におすすめのポータブル電源はどれですか?

4人家族の在宅避難を想定するならJackery ポータブル電源 1000 Newが第一候補です。容量1070Wh・定格1500W・重量約10.8kgで、冷蔵庫と照明とスマホ充電を数日カバーできます。日本語サポートと長期保証があり、迷ったらこれで失敗しません。

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ポータブル電源でエアコンは動きますか?

基本的に現実的ではありません。エアコンは起動時に2000W以上を要求する機種が多く、1500W定格の家庭用ポータブル電源では起動できないか、動いても1〜2時間で電池が尽きます。夏は扇風機と保冷剤、冬は電気毛布と重ね着で乗り切る前提を持ってください。

寿命はどれくらいですか?

リン酸鉄リチウム採用モデルなら公称3000回以上の充放電サイクルに耐え、実使用で約10年が目安です。三元系リチウムは500〜1000回程度なので、防災用は必ずリン酸鉄タイプを選んでください。長く使うほど1回あたりのコストは下がります。

飛行機に持ち込めますか?

航空法により、100Wh超のリチウム電池は原則機内持ち込みも預け入れも不可です。ポータブル電源はほぼ全モデルが100Whを大きく超えるため、飛行機での移動には使えません。車での移動や自宅設置が前提の機器です。

ソーラーパネルは何ワットのものを選べばいいですか?

1000Whクラスの本体には200W前後のパネルが最も効率的です。晴天で5〜7時間で満充電に戻せます。中容量機(500Wh)には100Wパネル、小型機(300Wh以下)にはUSB出力できる40W前後のミニパネルが扱いやすいです。本体と同じメーカーで揃えるのが鉄則です。

マンションでも使えますか?

もちろん使えます。ガソリン発電機と違い排気ガスや騒音がないため、集合住宅でこそ真価を発揮します。ベランダにソーラーパネルを立てかけて充電するのも問題ありません。管理規約で共用部使用が制限される場合のみ、専有部(ベランダ)内で運用してください。

まとめ 今日・今週・今月やること

ポータブル電源は「持っているだけで安心」ではなく、選び方・容量・運用の3つが揃って初めて命綱になります。最後に、この記事を閉じたあとの行動を段階的に整理します。

  • ✓ 今日やること 家の主要家電のワット数を書き出し、必要Whを計算する
  • ✓ 今日やること 家族の使用優先順位(情報→冷蔵→照明→冷暖房)を合意する
  • ✓ 今週やること 予算と世帯タイプに合ったモデルを1台注文する
  • ✓ 今週やること 届いたら開封し、家族全員で電源投入と接続を練習する
  • ✓ 今月やること 100W以上のソーラーパネルを追加購入する
  • ✓ 今月やること 3ヶ月ごとの充電確認をカレンダーに登録する
まとめ 停電は数時間では終わりません。過去の災害では最長21日という現実があります。4人家族なら1000Wh級+200Wソーラーパネル、一人暮らしなら300Wh級の軽量モデルが基本の答え。リン酸鉄リチウム・PSE適合・日本語サポートの3点は妥協しないでください。今日から動けば、次の台風シーズンには家族を守れる備えが完成します。

防災は「いつか」ではなく「今日」から始めるものです。この記事があなたと家族の停電対策の第一歩になれば、防災の専門家として何より嬉しく思います。

石川(元消防士・防災士)
この記事を監修した専門家
石川(元消防士・防災士)
消防署で15年以上勤務し、数多くの災害現場に出動。退職後は防災コンサルタントとして、個人・法人・自治体向けに避難訓練プログラムや防災用品の提案を行う。「今すぐ行動できる防災」をテーマに、現実的で実行しやすい対策を発信しています。
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この記事を書いた人

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防災士。防災用品を扱うスマイルライフ合同会社で、防災グッズの選び方や家庭の備えに関する情報を発信。個人・法人・自治体向けの防災用品の提供に携わります。

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