
車中泊でスマートフォンを充電したり、電気毛布や車載冷蔵庫を使ったりするときに便利なのが、ポータブル電源です。
しかし、いざ購入しようとすると「何Whあれば一晩使える?」「1000Whは必要?」「価格が高いモデルと安いモデルは何が違う?」など、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ポータブル電源は、容量だけでなく、定格出力や重量、充電方法によって使い勝手が大きく変わります。車内の限られたスペースで使用するからこそ、自分の使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。
また、ポータブル電源は車中泊だけでなく、地震や台風などによる停電時にも役立ちます。実際の災害では、自宅に戻れず車内で過ごした方や、ポータブル電源を使ってスマートフォンの充電や照明を確保した事例もあります。
この記事では、車中泊向けポータブル電源おすすめ5選を、容量・出力・重量・使いやすさの観点から比較します。
さらに、必要な容量の目安、夏と冬の使い方、災害時の具体的な活用方法まで詳しく解説します。普段の車中泊にも、もしもの備えにも役立つ一台を見つけましょう。
車中泊向けポータブル電源おすすめ5選の比較表
まずは、今回紹介する5商品の容量・定格出力・重量を比較してみましょう。
| 順位・商品名 | 容量 | 定格出力 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station | 1024Wh | 1550W | 約11.3kg | 総合バランス |
| 2位 Jackery ポータブル電源 1000 New | 1070Wh | 1500W | 約10.8kg | 軽量・大容量 |
| 3位 EcoFlow DELTA 3 Plus | 1024Wh | 1500W | 約12.5kg | 急速充電・拡張性 |
| 4位 BLUETTI AORA 100 V2 | 1024Wh | 1800W | 約11.5kg | 高出力・持ち運びやすさ |
| 5位 Jackery ポータブル電源 600 Plus | 632Wh | 800W | 約7.3kg | コンパクト |
※各製品の公表仕様を基準に比較しています。価格はセールやクーポンなどによって変動するため、購入前に販売ページで確認してください。
今回のランキングでは、車中泊での使いやすさを中心に、容量・定格出力・重量・充電性能・防災への活用しやすさを総合的に比較しました。
1000Wh前後のモデルは、電気毛布や車載冷蔵庫などを使用する車中泊で、容量と持ち運びやすさのバランスを取りやすい選択肢です。
一方、スマートフォンの充電やLED照明が中心なら、600Wh前後の小型モデルでも十分な場合があります。
車中泊向けポータブル電源おすすめランキング5選
1位|Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station

商品の特徴
Anker Solix C1000 Gen 2は、1024Whの容量と1550Wの定格出力を備えたポータブル電源です。
1000Whクラスの容量を確保しながら、約11.3kgの重量に抑えられており、容量・出力・持ち運びやすさのバランスが取れています。
車中泊で電気毛布や小型家電を使いたい方はもちろん、家庭での停電対策にも兼用しやすいモデルです。
商品の説明
1024Whの容量があるため、スマートフォンやノートパソコンの充電、LED照明、電気毛布など、幅広い用途に活用できます。
定格出力は1550Wで、対応する小型調理家電などにも使用できます。ただし、家電を複数接続する場合は、合計消費電力が定格出力を超えないように注意が必要です。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、長期間の使用を想定した設計も特徴です。
また、メーカー指定の急速充電条件では、最短約54分で満充電に対応します。出発前に充電を忘れていた場合でも、比較的短時間で準備できるのは便利です。
災害時には、停電した室内や一時的な車内待機でスマートフォンや照明の電源を確保する用途にも役立ちます。
商品のポイント
✓ 1024Whの容量と1550Wの出力を両立
✓ 約11.3kgで1000Whクラスとして持ち運びやすい
✓ 急速充電に対応し、車中泊と防災の両方で使いやすい
2位|Jackery ポータブル電源 1000 New

商品の特徴
Jackery 1000 Newは、1070Whの容量と1500Wの定格出力を備えながら、重量を約10.8kgに抑えたポータブル電源です。
1000Whクラスの中でも比較的軽量で、車への積み下ろしが多い方に向いています。
商品の説明
容量は1070Whで、電気毛布や扇風機、車載冷蔵庫などの電源として利用できます。
定格出力は1500Wあり、スマートフォンやパソコンだけでなく、対応する小型調理家電などにも使用できます。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、長期間の使用を想定したモデルです。
本体サイズは約327×224×247mm。1000Whクラスでありながら比較的コンパクトで、車内の収納スペースを確保しやすい点も魅力です。
災害時には自宅から持ち出し、スマートフォンや照明の電源を確保する用途にも活用できます。
商品のポイント
✓ 1070Whの容量と約10.8kgの軽量設計
✓ 定格1500Wで幅広い家電に対応
✓ コンパクトで車への積み下ろしがしやすい
3位|EcoFlow DELTA 3 Plus

商品の特徴
EcoFlow DELTA 3 Plusは、1024Whの容量と1500Wの定格出力を備え、急速充電や容量拡張に対応したポータブル電源です。
充電性能や拡張性を重視する方に適しており、車中泊から家庭での停電対策まで幅広く活用できます。
商品の説明
容量1024Wh、定格出力1500Wで、電気毛布や扇風機、車載冷蔵庫などに使用できます。
メーカー指定の条件では、AC充電によって最短約56分で満充電に対応します。充電にかかる時間を短くしたい方には便利な機能です。
さらに、対応する拡張バッテリーを追加することで、必要に応じて容量を増やすこともできます。
ソーラー充電にも対応しており、日中に発電した電力を蓄えて夜間に使用する方法も検討できます。
ただし、ソーラーパネルの発電量は天候や日照条件によって変動するため、災害時に必ず充電できるわけではありません。
商品のポイント
✓ 1024Whの容量と1500Wの定格出力
✓ 最短約56分の急速AC充電に対応
✓ 拡張バッテリーで容量を増やせる
4位|BLUETTI AORA 100 V2

商品の特徴
BLUETTI AORA 100 V2は、1024Whの容量と1800Wの定格出力を備えたポータブル電源です。
今回比較した1000Whクラスの中でも定格出力が高く、約11.5kgと持ち運びやすさにも配慮されています。
容量と出力の両方を重視したい方に向いているモデルです。
商品の説明
1024Whの容量と1800Wの定格出力を備えており、電気毛布や車載冷蔵庫、対応する小型調理家電などに使用できます。
特に注目したいのが、1800Wの高出力です。車中泊ではスマートフォンや照明などの小型機器だけでなく、消費電力の比較的大きい家電を使いたい場合にも選択肢になります。
さらに、最大2700Wの電力リフト機能を搭載しています。ただし、これはすべての2700W家電を通常どおり動作させるという意味ではありません。家電の種類によって使用できない場合もあるため、対応条件の確認が必要です。
バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。メーカー公表では、4000回以上の充放電サイクル後も一定の容量を維持する長寿命設計です。
また、メーカー指定の条件では約45分で80%、約70分で満充電に対応しています。
本体サイズは約320×215×250mm、重量は約11.5kg。以前のランキングで紹介していたBLUETTI AC180よりも軽量で、車への積み下ろしがしやすい点も魅力です。
日本語表示の操作画面や物理ボタンを備えているため、ポータブル電源を初めて使う方にも操作しやすい設計になっています。
災害時には、スマートフォンや照明などの小型機器に加え、対応する家電の電源を確保する用途にも活用できます。
商品のポイント
✓ 1024Whの容量と1800Wの高出力を両立
✓ 約11.5kgで持ち運びやすく、日本語表示にも対応
✓ 急速充電や電力リフト機能を搭載
5位|Jackery ポータブル電源 600 Plus

商品の特徴
Jackery 600 Plusは、632Whの容量と800Wの定格出力を備えたコンパクトなポータブル電源です。
1000Whクラスほどの容量は必要ないものの、スマートフォンの充電や照明、小型家電に使える電源を確保したい方に適しています。
商品の説明
容量632Wh、定格出力800Wで、重量は約7.3kgです。
1000Whクラスと比較すると軽量で、車への積み下ろしや自宅での移動がしやすい点が特徴です。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、ACコンセントやUSB端子などを備えています。
スマートフォンやLED照明、扇風機などの電源として活用でき、短時間の車中泊にも便利です。
災害時には情報収集や照明の確保に役立ちますが、電気毛布や冷蔵庫を長時間使用する場合は、容量が不足する可能性があります。
商品のポイント
✓ 約7.3kgで比較的持ち運びやすい
✓ 632Whの容量で小型家電に対応
✓ 車中泊初心者にも扱いやすいサイズ
車中泊に必要なポータブル電源の容量は何Wh?

ポータブル電源を選ぶ際、最初に確認したいのがバッテリー容量です。
容量は「Wh(ワットアワー)」で表示され、数字が大きいほど多くの電力量を蓄えられます。
ただし、必要な容量は車中泊の日数や人数だけで決まるわけではありません。使用する家電の消費電力と使用時間によって変わります。
300〜500Wh|スマホ充電や照明が中心なら
スマートフォンやLEDランタン、USB扇風機など、消費電力の小さい機器を使う場合は、300〜500Wh程度のモデルも候補になります。
容量が小さい分、本体も比較的軽量で、車内の収納スペースを確保しやすい点がメリットです。
一方、電気毛布や車載冷蔵庫を長時間使用したい場合は、容量不足になる可能性があります。
500〜1000Wh|1泊2日の車中泊におすすめ
電気毛布や小型冷蔵庫を使いたい場合は、500〜1000Wh程度のモデルが検討しやすい容量帯です。
例えば、平均消費電力50Wの電気毛布を8時間使うと、理論上は400Whの電力量が必要になります。
ただし、実際には電力変換による損失などがあるため、400Whのポータブル電源で必ず8時間使えるわけではありません。
冬の車中泊で電気毛布を一晩使いたい場合は、余裕のある容量を選ぶことが大切です。
1000Wh以上|複数家電や災害時にも備えたい方に
1000Wh以上のモデルは、電気毛布とスマートフォンの充電など、複数の用途に使いたい方に向いています。
また、停電時にはスマートフォンや照明など、複数の機器に電力を振り分けやすくなる点もメリットです。
ただし、1000Whあれば3日間必ず使えるというわけではありません。使用する家電によって消費電力量は大きく変わるため、連泊や長期停電に備える場合は、途中での充電方法も考えておきましょう。
車中泊向けポータブル電源の失敗しない選び方
容量だけでなく定格出力も確認する
ポータブル電源を選ぶ際は、容量と定格出力の違いを理解しておきましょう。
容量は蓄えられる電力量、定格出力は継続して供給できる電力の大きさを表します。
例えば、定格出力500Wのポータブル電源では、消費電力1200Wの電気ケトルを通常の出力で使用することはできません。
また、複数の家電を同時に接続する場合は、合計消費電力が定格出力を超えないように注意が必要です。
使用したい家電が決まっている場合は、購入前に消費電力を確認しておきましょう。
重量とサイズは車内での使いやすさに直結する
車中泊では、ポータブル電源を自宅から車に積み込み、使用後に持ち帰ることもあります。
容量が大きいモデルほど重量も増える傾向があるため、必要以上に大容量の製品を選ぶと持ち運びが負担になる場合があります。
特に、車内の荷物が多い方や頻繁に積み下ろしする方は、本体サイズと重量を確認しておきましょう。
また、設置するときはケーブルを接続するスペースや吸排気口の周囲にも余裕が必要です。寝具や荷物で通気口をふさがないようにしてください。
リン酸鉄リチウムイオン電池のモデルを検討する
近年のポータブル電源では、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルが増えています。
リン酸鉄リチウムイオン電池は、一般的に熱安定性や充放電サイクル寿命の面で特徴があります。
車中泊だけでなく、防災用品として長く使用したい場合にも検討しやすい電池方式です。
ただし、リン酸鉄だから絶対に発火しないわけではありません。使用温度や保管方法など、メーカーの取扱説明書を守る必要があります。
充電方法と充電速度を確認する
ポータブル電源の充電方法には、家庭用コンセント、車のシガーソケット、対応するソーラーパネルなどがあります。
普段は自宅で充電してから出発する方法が基本ですが、連泊する場合は途中で充電できるかも重要です。
車載充電は車両側の出力制限などによって充電速度が変わるため、家庭用コンセントからの急速充電と同じようには充電できません。
また、ソーラー充電は天候や日照時間によって発電量が変動します。災害時に備える場合も、ソーラーパネルがあれば必ず充電できるとは考えないようにしましょう。
保証期間とサポート体制も比較する
ポータブル電源は比較的高額な製品のため、購入後の保証やサポート体制も重要です。
保証期間はメーカーや商品によって異なり、延長保証には製品登録などの条件がある場合もあります。
また、バッテリーを搭載した製品は一般ごみとして処分できない場合があります。メーカーの回収サービスや自治体の処分方法も確認しておくと安心です。
ポータブル電源で使える家電と使用時間の目安
ポータブル電源は、同じ容量でも接続する家電によって使用できる時間が異なります。
使用時間の目安は、次の計算式で求められます。
使用時間の目安=使用可能な電力量(Wh)÷家電の平均消費電力(W)
例えば、1000Whのポータブル電源を使用し、電力変換などによる損失を考慮して、仮に80%の800Whを利用できるとします。
その場合の計算例は次のとおりです。
| 家電 | 仮定した平均消費電力 | 計算上の使用時間 |
|---|---|---|
| 電気毛布 | 50W | 約16時間 |
| 小型扇風機 | 20W | 約40時間 |
| LEDライト | 10W | 約80時間 |
| 車載冷蔵庫 | 40W | 約20時間 |
| ノートパソコン | 60W | 約13時間 |
※上記は消費電力と利用可能率を仮定した計算例であり、実際の使用時間を保証するものではありません。
特に電気毛布は温度設定によって消費電力が変わり、車載冷蔵庫は外気温や庫内温度によってコンプレッサーの稼働時間が変化します。
また、ポータブル電源自体の待機電力や使用する出力端子によっても結果は異なります。
購入前には、使いたい家電の消費電力と使用時間を確認し、余裕を持った容量を選びましょう。
夏と冬の車中泊でのポータブル電源の使い方

車中泊では、季節によって使用する家電が異なります。
ポータブル電源があれば、エンジンを停止した状態でも対応する家電を使えますが、暑さや寒さへの対策をすべて任せられるわけではありません。
夏の車中泊|扇風機や車載冷蔵庫に活用する
夏の車中泊では、USB扇風機や車載冷蔵庫、スマートフォンの充電などにポータブル電源を活用できます。
扇風機は車内の空気を循環させるのに役立ち、車載冷蔵庫は飲み物や食品を冷やす用途に便利です。
ただし、扇風機だけで車内温度を十分に下げられるわけではありません。
特に真夏の車内は高温になりやすく、夜間でも熱中症の危険があります。気温や湿度が高い場合は、車中泊を避けて空調のある施設を利用する判断も必要です。
また、ポータブル電源を高温の車内に長時間放置すると、バッテリーの劣化や故障につながるおそれがあります。メーカーが指定する使用温度や保管温度を守りましょう。
冬の車中泊|電気毛布の使用時間を確認する
冬の車中泊では、電気毛布がポータブル電源の代表的な使用用途になります。
電気毛布は比較的消費電力が小さい製品もあり、対応するポータブル電源と組み合わせることで、エンジンを停止した状態でも保温の補助として使用できます。
ただし、電気毛布だけで車内全体を暖めることはできません。
断熱マットや寝袋、防寒着なども組み合わせ、外気温に合わせた寒さ対策を行いましょう。
また、低温環境ではポータブル電源の出力性能や充電性能が低下する場合があります。特に低温時の充電には制限がある製品もあるため、使用前にメーカーの温度条件を確認してください。
電気毛布を使う際は、低温やけどを防ぐため、温度設定や使用方法にも注意が必要です。
ポータブル電源は災害時にも役立つ!車中泊避難や停電時の活用方法

ポータブル電源は、キャンプや旅行だけでなく、地震や台風などによる停電時にも活用できる防災用品です。
災害が発生すると、停電によって照明が使えなくなったり、スマートフォンの充電ができなくなったりすることがあります。
また、住宅の損傷や避難所の状況などによって、やむを得ず車内で一時的に過ごす方もいます。
そんなとき、あらかじめ充電しておいたポータブル電源があれば、エンジンをかけずに対応する家電を使用できます。
能登半島地震では実際にポータブル電源が活躍した
2024年1月1日に発生した能登半島地震では、停電や道路の寸断によって、普段どおりの生活が難しくなった地域がありました。
石川県珠洲市のキャンプ場では、地震後に道路が通れなくなり、宿泊客が帰宅できない状況になりました。
キャンプ場の経営者と宿泊客は、被害の少なかった建物で約5日間を過ごしました。その際、ポータブル電源を使用してスマートフォンやLEDランタンを充電できたことが助けになったといいます。
さらに、ソーラーパネルも用意されていたため、晴れた日には電力を補充できたそうです。
この体験は、マイナビニュースの被災地取材記事でも紹介されています。
災害時には、スマートフォンで家族と連絡を取ったり、避難情報を確認したりすることが重要です。
停電中でも充電できる電源があることは、情報収集や生活の不安を減らす備えの一つになります。
災害時に車中泊避難を選ぶ人もいる
地震などによって自宅に被害が出た場合や、避難所での生活が難しい事情がある場合には、車内で一時的に過ごすことも考えられます。
2024年の能登半島地震でも、住宅の被害や道路状況などによって車中泊を経験した方がいました。
車内はプライバシーを確保しやすい反面、生活スペースが限られ、長時間同じ姿勢で過ごすことによる健康上のリスクもあります。
そのため、ポータブル電源があるからといって車中泊避難が安全になるわけではありません。
避難が必要な場合は、自治体の案内を確認し、できる限り安全な避難環境を選ぶことが大切です。
災害時にポータブル電源でできること
ポータブル電源があれば、停電中でも対応する家電を使用できます。
| 用途 | 具体的な使い方 |
|---|---|
| スマートフォン | 家族との連絡、安否確認、避難情報の確認 |
| LED照明 | 停電した室内や車内での明かりの確保 |
| ラジオ・通信機器 | 災害情報の収集や機器の充電 |
| 電気毛布 | 冬の寒さ対策の補助 |
| 扇風機 | 夏の空気循環の補助 |
| 電気ケトル | 温かい飲み物や非常食用のお湯の準備 |
| 小型冷蔵庫 | 食品などの一時的な保冷 |
例えば、停電した夜にLEDライトを使用しながらスマートフォンを充電したり、冬の避難生活で電気毛布を使用したりできます。
ただし、災害時にはいつ充電できるか分かりません。
スマートフォンや照明など、情報収集と生活に必要な機器を優先し、消費電力の大きい家電は残量を確認しながら使いましょう。
災害時に車で避難するときの使い方

災害によって自宅で安全に過ごせなくなった場合、自治体が案内する安全な場所で、車内で一時的に過ごすことも考えられます。
その際、ポータブル電源は次のように活用できます。
夜間の照明を確保する
停電した地域では、夜間の移動や車内での荷物の確認にも明かりが必要です。
ポータブル電源にLEDライトを接続すれば、車のバッテリーを消費せずに照明を使用できます。
スマートフォンを充電する
災害時には、家族との安否確認や自治体の避難情報の確認など、スマートフォンを使う機会が増えます。
ポータブル電源を用意しておけば、車のエンジンを停止した状態でも充電できます。
冬は電気毛布で保温を補助する
冬の車中泊避難では、寒さへの備えが重要です。
対応するポータブル電源と電気毛布を組み合わせれば、エンジンを停止した状態でも保温の補助として使用できます。
ただし、電気毛布だけに頼らず、寝袋や断熱マット、防寒着なども準備しておきましょう。
必要に応じてお湯を沸かす
定格出力に対応する電気ケトルを使用すれば、温かい飲み物や非常食用のお湯を用意することもできます。
ただし、電気ケトルは消費電力が大きい製品も多いため、バッテリー残量に注意が必要です。
車内で熱湯を扱う際は、やけどや転倒にも注意しましょう。
車中泊避難では電源以外の備えも必要
車中泊避難では、狭い車内で長時間同じ姿勢を続けることによって、エコノミークラス症候群のリスクが高まります。
足を動かす、適度に水分を取る、可能な範囲で体を動かすなどの対策を心がけましょう。
また、避難所の運営者や自治体に車中泊していることを伝え、必要な支援や情報を受けられるようにすることも大切です。
夏は熱中症、冬は低体温症に注意し、積雪時にはエンジンの排気口が雪でふさがれることによる一酸化炭素中毒にも警戒が必要です。
ポータブル電源は電気を確保するための備えであり、車中泊避難そのものの安全を保証するものではありません。
防災用として備えるなら普段から使い慣れておこう
ポータブル電源を防災用として購入する場合、押し入れにしまったままにするのではなく、定期的に使っておくことをおすすめします。
普段の車中泊やキャンプで使用しておけば、どの端子に家電を接続するのか、どのくらいの時間使えるのかを把握できます。
また、災害時にすぐ使えるよう、メーカーの指示に従って適切な充電残量を維持し、定期的に動作確認を行いましょう。
高温になる車内への長期間の放置は避け、普段はメーカー指定の条件に合う屋内で保管することが大切です。
普段の車中泊で使いながら、災害時の電源としても備える。 このような兼用方法なら、購入したポータブル電源を日常的に活用できます。
車中泊向けポータブル電源についてよくある質問
Q.おすすめの車中泊向けポータブル電源はなんですか?
おすすめは、ランキング1位の「Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station」です。
1024Whの容量と1550Wの定格出力を備え、電気毛布や小型家電などに対応しやすく、容量・出力・持ち運びやすさのバランスが取れています。
より軽い1000Whクラスを希望する場合は、Jackery ポータブル電源 1000 Newも候補になります。
Q.車中泊には500Whと1000Whのどちらがおすすめですか?
スマートフォンや照明が中心なら500Wh前後でも足りる場合があります。
一方、電気毛布や車載冷蔵庫を長時間使いたい場合は、1000Wh前後のモデルを検討するとよいでしょう。
必要な容量は家電の消費電力と使用時間から計算することが大切です。
Q.ポータブル電源で電気毛布は一晩使えますか?
容量や電気毛布の消費電力によって異なります。
例えば、平均消費電力50Wで8時間使用する場合、理論上は400Wh必要です。
実際には変換損失や温度設定による消費電力の変化があるため、余裕のある容量を選びましょう。
Q.車中泊でポータブル電源を使うとき、エンジンは必要ですか?
あらかじめ充電したポータブル電源を使う場合、基本的に車のエンジンを動かす必要はありません。
ただし、シガーソケットなどから充電する場合は、車両側の仕様に従って使用する必要があります。
Q.ポータブル電源は車に置きっぱなしでも大丈夫ですか?
長期間の車内放置は避けることをおすすめします。
特に夏の車内は高温になりやすく、冬は低温によって充電や出力に制限が生じる場合があります。
使用しないときは、メーカーが指定する温度・湿度条件に合った屋内で保管しましょう。
Q.ポータブル電源は災害時に何日くらい使えますか?
容量と使用する家電によって異なります。
スマートフォンやLED照明など、消費電力の小さい機器を中心に使用する場合は、比較的長く利用できる可能性があります。
一方、電気毛布や調理家電などを使用すると、バッテリー残量は早く減ります。
災害時には再充電できない可能性も考え、使用する機器の優先順位を決めておくことが大切です。
Q.災害時の車中泊避難にポータブル電源は必要ですか?
ポータブル電源がなくても車中泊避難はできますが、停電時のスマートフォン充電や照明の確保に役立ちます。
ただし、車中泊避難には健康上のリスクがあるため、電源を用意することだけでなく、安全な避難場所や水・食料・トイレなどの備えも重要です。
まとめ|車中泊と災害時の両方で使えるポータブル電源を選ぼう
車中泊向けポータブル電源を選ぶ際は、容量だけでなく、定格出力・重量・充電性能・価格を総合的に比較することが大切です。
今回紹介した5商品の中では、Anker Solix C1000 Gen 2 が容量と出力のバランスに優れ、幅広い用途に対応しやすいモデルです。
一方、持ち運びやすさを重視するならJackery ポータブル電源 1000 New、充電速度や拡張性を重視するならEcoFlow DELTA 3 Plusも選択肢になります。
また、今回4位に採用したBLUETTI AORA 100 V2は、1024Whの容量と1800Wの高出力を備えながら約11.5kgに抑えられており、出力性能を重視する方に適しています。
ポータブル電源は普段の車中泊だけでなく、災害時の停電対策にも活用できます。
実際の災害では、停電や道路の寸断によって、普段どおりに生活できなくなることがあります。
そんなとき、スマートフォンの充電や照明などに使える電源を確保しておくことは、生活を支える備えの一つになります。
普段から使い慣れたポータブル電源を、もしものときにも活用できるよう準備しておきましょう。