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企業のBCPに必須のポータブル電源、停電時も通信を守る選び方と導入手順

2026 6/13
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石川(元消防士・防災士)
この記事の監修
石川(元消防士・防災士)
消防署で15年以上勤務。数多くの災害現場に出動。
詳しいプロフィール →

こんにちは。防災の専門家の石川です。停電は、あなたが思っているより、はるかに長く続きます。台風一過の翌朝にスイッチを入れて電気が点かないことに気づいたとき、企業の事業継続は最初の72時間で決まります。

この記事は、BCP(事業継続計画)の中でも特に対応が遅れがちな「電源確保」に絞り、ポータブル電源を企業備蓄としてどう組み込むかを、現場目線で具体的に解説します。中小企業の総務・防災担当の方が、この記事1本で「容量算定」「機種選定」「運用ルール」まで決めきれる構成にしました。

  • ✓ 過去の大規模停電データから自社に必要な備えの規模がわかる
  • ✓ 通信・PC・照明を何時間維持できるか自分で計算できる
  • ✓ UPSとポータブル電源の役割分担が整理できる
  • ✓ 今日・今週・今月でやるべき手順がわかる
企業 ポータブル電源 BCP 災害時シミュレーション
目次

企業を襲う停電の「現実」 公的データが示す復旧までの日数

まず直視すべきは、近年の災害における停電の長さです。経済産業省と各電力会社の公表資料を整理すると、企業のBCPが想定すべき停電期間は「半日」ではなく「数日から数週間」のレンジに入っています。

災害名発生年最大停電戸数復旧までの目安
北海道胆振東部地震(ブラックアウト)2018年約295万戸全域復旧まで約45時間、一部離島は長期化
台風15号(房総半島)2019年約93万戸千葉県内一部で約21日間
令和元年東日本台風2019年約52万戸最長約1週間
令和6年能登半島地震2024年約4万戸2週間後も一部地域で未復旧

注目すべきは、「最大停電戸数が少なくても、地域によっては復旧が極端に遅れる」という点です。台風15号では、東京電力管内の97%が1週間以内に復旧した一方、倒木と土砂崩れで作業車が入れなかった南房総地域は3週間ものあいだ電気のない暮らしを強いられました。

企業BCPで重要なのは「自社の所在地が孤立する可能性」です。本社が都心であっても、工場・物流拠点・支店が郊外にあれば、そちらは長期停電リスクが格段に高い。想定停電時間は最低72時間、孤立リスクのある拠点は7日間を基準に備えるべきです。

注意 発電機(カセットガス式・ガソリン式)は屋内で使えません。一酸化炭素中毒の死亡事故が毎年発生しています。屋内の通信機器・PCを守るのは、排気のないポータブル電源かUPSの役割です。

自社に必要な容量を計算する 通信確保と業務継続の電力量

BCPの容量設計は、感覚ではなく数式で決めます。考え方はシンプルで、「動かしたい機器の消費電力(W)×時間(h)=必要なWh」です。ポータブル電源の表記容量Whから、変換ロスを差し引いた約85%が実際に使える電力量と見積もります。

機器消費電力の目安72時間稼働に必要なWh(参考)
ノートPC 1台約30W(充電時)業務8時間×3日=約720Wh
光回線ルーター+ONU約20W常時稼働72時間=約1440Wh
無線LAN AP 1台約10W72時間=約720Wh
スマートフォン充電1回約15Wh10人×3日×2回=900Wh
LED照明(卓上)約10W夜間8時間×3日=240Wh

従業員10名規模のオフィスで、通信(ルーター+AP)を72時間維持しつつ、PC2台と全員のスマホを充電する場合、必要量はおよそ4000Wh前後になります。1台では足りないので、1000Wh級を3〜4台組み合わせるか、拡張バッテリー対応モデルを選びます。

ポイント 「全部を72時間動かす」必要はありません。BCPでは「電話とメールが通じる」「最低限の業務PCが動く」「夜間の安全照明」の3点に絞ると、現実的な備蓄量に落ち着きます。

小規模オフィス(従業員5名以下)の目安

通信機器の維持を最優先と考え、1000Wh級を1台+250Wh級を1台の二段構え。合計予算は約15〜18万円です。1000Wh級でルーターとPCを支え、小型機をスマホ充電と照明に割り当てる役割分担が機能します。

中規模オフィス(従業員10〜30名)の目安

1000Wh級を3〜4台、または拡張バッテリー対応モデルで合計3000〜5000Whを確保します。フロアごとに分散配置し、サーバールームと執務スペースの両方で稼働できる体制を組みます。

製造業・物流拠点の目安

大型機械は対象外と割り切り、「電話・受発注端末・冷蔵冷凍の温度監視」を守る容量を選びます。1500W出力対応モデルで業務用冷蔵庫を一時的に動かす運用も可能です。

企業用ポータブル電源の選び方 BCP担当が見るべき6つの基準

家庭用とBCP用では選定軸が違います。個人向けレビュー記事の「容量と価格」だけで選ぶと、いざという時に動かない事態を招きます。私が企業導入の相談で必ず確認する6点を挙げます。

  • ✓ バッテリーがリン酸鉄リチウム(LiFePO4)か
  • ✓ サイクル寿命3000回以上、10年運用に耐えるか
  • ✓ 定格出力1500W以上で業務機器を動かせるか
  • ✓ パススルー充電(UPS的機能)に対応するか
  • ✓ PSEマークと法人サポート窓口があるか
  • ✓ 拡張バッテリーで容量を増やせる設計か

基準1 リン酸鉄リチウム(LiFePO4)であること

従来の三元系リチウムイオンに比べて、リン酸鉄は熱安定性が高く、寿命が3〜5倍長いのが特徴です。オフィス保管が前提のBCP用途では、安全性と長寿命のリン酸鉄一択と考えてください。

基準2 サイクル寿命と保管期間

主要メーカーのリン酸鉄モデルは3000サイクル後も容量80%以上を維持します。10年間の運用を想定でき、減価償却の観点でも企業導入と相性が良い水準です。

基準3 定格出力1500W

電子レンジ・ドライヤー・業務用プリンターは消費電力1000Wを超えます。定格1500Wを境に、動かせる機器の幅が一気に広がるので、BCP用の主力機は1500W以上を基準にします。

基準4 パススルー充電とUPS機能

後述しますが、本格的なサーバー保護には専用UPSが必要です。ただしルーターやNAS程度であれば、ポータブル電源のUPS機能(切替時間20ms以下)で十分間に合います。

基準5 PSEと法人サポート

並行輸入の格安品はPSE未取得のものがあります。電気用品安全法に基づくPSEマーク(菱形)の表示と、日本国内の法人窓口があるメーカーに絞ります。

基準6 拡張性

初期は1000Wh級1台で始め、必要に応じて拡張バッテリーで2000Wh、3000Whと増やせる設計が理想。導入後にBCPの想定が変わっても柔軟に対応できます。

注意 ソーラーパネル一体型の小型ポータブル電源は、晴天でも満充電に数日かかるのが実情です。BCPでは折りたたみ式の独立ソーラーパネル(100W以上)を別途用意するのが現実的です。

UPSとポータブル電源の違い 比較でわかる役割分担

BCPでよくある誤解が「UPSがあればポータブル電源は不要」「ポータブル電源があればUPSは不要」というものです。両者は役割がまったく違い、併用が正解です。

項目UPS(無停電電源装置)ポータブル電源
主な目的瞬断ゼロでサーバーを安全停止長時間の業務機器稼働
切替時間0ms〜10ms(無瞬断)20ms前後(UPSモード時)
稼働時間5〜15分程度数時間〜数十時間
容量500VA〜3000VA250Wh〜2000Wh以上
価格帯1〜10万円3〜25万円
移動性固定設置持ち運び可能

サーバーやNAS、デスクトップPCはUPSで安全シャットダウンの時間(5〜10分)を確保し、その後ポータブル電源で必要な機器だけ長時間稼働させる。これが企業BCPの王道構成です。

ポイント サーバーが「いきなり電源断」で破損するリスクは、UPSなしでは防げません。ポータブル電源のUPS機能は20msの切替があるため、デスクトップPCやサーバーには使えないと考えてください。

ポータブル電源BCPのメリットとデメリット

導入を検討するうえで、長所だけでなく短所も正直に押さえます。判断材料として整理しました。

メリット

第一に屋内で安全に使えること。ガソリン発電機のような排気・騒音がなく、執務室・会議室でそのまま使えます。第二に、設置工事不要で、コンセントを挿すだけで運用開始できる手軽さ。第三に、平時はイベント・出張先・キャンプ研修などにも転用でき、減価償却の意義を作りやすい点です。

デメリット

第一に、大型機器(業務用エアコン・コンプレッサー)は動かせません。第二に、満充電状態での長期放置はバッテリー劣化を早めます。半年に1回は60〜80%まで放電→再充電のメンテナンスが必要です。第三に、初期投資が1台10〜20万円と決して安くありません。

注意 「買って倉庫に置きっぱなし」が一番危険です。3か月放置で残量が30%を切ると、保護回路が働いて起動できなくなる個体もあります。定期メンテのルール化が必須です。

防災の専門家が厳選 企業BCPに使えるポータブル電源

ここからは、企業BCPに耐える品質と容量を持つ機種を、用途別に5台紹介します。価格帯は3〜20万円の幅で、規模に応じて選んでください。

第1位 Anker Solix C1000 Portable Power Station

企業 ポータブル電源 BCP Anker Solix C1000 Portable Power Station

容量1056Wh、定格出力1500W、リン酸鉄リチウム採用で3000サイクル後も80%容量を維持。UPS機能の切替時間は20msで、ルーターやNASの保護に十分使えます。重量12.9kgは女性スタッフでも運べる範囲。中小オフィスのBCP主力機として、最初の1台に最も推しやすいモデルです。

おすすめポイント 1500W出力で業務用プリンターや電子レンジまで対応。58分で80%まで急速充電できるため、停電予兆時に短時間でフル装填できます。
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第2位 Jackery ポータブル電源 1000 New

企業 ポータブル電源 BCP Jackery ポータブル電源 1000 New

容量1070Wh、定格1500W、重量約10.8kgと1000Wh級では軽量な部類。リン酸鉄リチウム搭載で寿命10年を見込めます。日本法人サポート窓口があり、法人導入時の問い合わせ対応が確実な点も企業向きです。複数拠点に分散配置するなら、軽さが運用上の武器になります。

おすすめポイント 1.7時間で満充電。停電復旧後の再備蓄が早く、連続する台風シーズンでも備えを切らさずに済みます。
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第3位 Anker Solix C1000 Gen 2

企業 ポータブル電源 BCP Anker Solix C1000 Gen 2

第1位の後継モデル。容量1024Wh、定格1500W、重量約12kg。拡張バッテリー対応でオフィス規模拡大にも追従できる設計です。中規模オフィス(10〜30名)で複数台運用する場合の標準機として候補に入れたい1台。サーバー保護用UPSとの組み合わせ前提なら、これでルーター・AP・PC2台を72時間維持できます。

おすすめポイント 拡張バッテリー追加で総容量2000Whクラスへ。BCP想定の変更にも柔軟。
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第4位 BLUETTI EB3A ポータブル電源

企業 ポータブル電源 BCP BLUETTI EB3A ポータブル電源

容量268Wh、定格600W、重量約4.6kgのサブ機。1000Wh級の主力を支える「分散配置用」として価値があります。受付・休憩室・会議室など、フロア各所にスマホ充電とLED照明用として配置するのに最適。リン酸鉄採用で長期保管にも強い設計です。

おすすめポイント 4.6kgで持ち運び容易。停電時に「必要な場所へ電気を持っていく」運用ができ、避難所運営の貸し出し機にも使えます。
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第5位 EcoFlow RIVER 3

容量245Wh、定格300W、重量約3.5kgのコンパクト機。出張多めの営業所、テレワーク社員への配布など、「個人持ち出しBCP」に向きます。スマホ約15回、ノートPC約3回の充電が可能で、通勤途中で被災して帰宅困難になった社員の命綱になります。

おすすめポイント 3.5kgで通勤バッグにも入る軽さ。社員配布型BCPの第一歩として導入しやすい価格帯。
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停電を乗り切る運用ルール 企業BCPの実務

機器を買って終わりにしないために、運用ルールを文書化します。実際に企業のBCP研修で配布している運用フレームを公開します。

企業 ポータブル電源 BCP チェックリスト

保管場所のルール

サーバールーム内は熱がこもりやすく、リチウムバッテリーには不向きです。室温5〜35度、直射日光が当たらない場所を選定。地震対策として、棚への固定または床への滑り止めマット設置を行います。

定期メンテのルール

半年に1回、残量60〜80%まで放電してから再充電します。同時に出力ポートに実際の機器を接続し、動作確認まで行うこと。担当者を総務部の特定担当に固定し、引き継ぎ書に「BCP電源点検」を明記します。

停電時の優先順位ルール

停電発生時、限られた電力をどこに回すかを事前に決めておきます。第一優先は通信(ルーター・電話)、第二優先は照明と安全確保、第三優先が業務PC、第四優先がそれ以外。この順番を壁に貼っておくだけで現場の判断が速くなります。

  • ✓ 保管場所の温湿度を月1回記録
  • ✓ 半年に1度の放充電サイクル
  • ✓ 接続テストの結果を点検簿に記入
  • ✓ 担当者交代時の引き継ぎチェック項目化
  • ✓ 停電時の電力配分マニュアル掲示

業種別・規模別の選び方 自社に合う構成はこれ

業種と規模で必要なスペックは変わります。代表的な4パターンで整理しました。

業種・規模推奨構成合計容量目安予算目安
SOHO・士業(1〜3名)1000Wh級1台約1000Wh10〜15万円
小規模オフィス(5〜10名)1000Wh級2台+小型1台約2300Wh25〜35万円
中規模オフィス(10〜30名)1000Wh級4台+小型2台約4500Wh50〜70万円
製造業・物流(拠点単位)1000Wh級拡張型+小型分散3000Wh以上40〜80万円

SOHO・士業

業務はPC1台と通信が止まらなければ続けられるケースが多く、1000Wh級1台で72時間カバー可能。Anker Solix C1000 Gen2あたりが標準解です。

小規模オフィス

10名規模なら、主力機を2台に分散させ、フロアごとに通信線とPCを守ります。小型機は受付・休憩室など可動エリアに配置。

中規模オフィス

主力機4台で執務エリアを4ブロックに分け、それぞれが独立して稼働できる体制を組みます。サーバー保護は別途UPSで担保。

製造業・物流拠点

受発注端末、温度監視センサー、入退室管理など「止まると業務全停止に直結する電源」に絞って容量を割り当てます。拡張バッテリー対応機が必須です。

よくある失敗と対策 導入企業の現場から

実際の企業導入で頻発する失敗を、対策とセットで紹介します。同じ過ちを避けるためにご活用ください。

失敗1 容量だけ見て出力を確認しない

容量2000Whあっても定格出力が500Wでは、業務用プリンターは起動しません。定格1500W以上が業務機器を動かす最低ラインと覚えてください。

失敗2 倉庫の奥に保管して取り出せない

「いざという時に動線が確保できず取り出せなかった」事例が多数。執務エリアの目に見える場所に配置し、定期点検時に必ず触れるようにします。

失敗3 担当者しか使い方を知らない

担当者が出張中に被災して全員が立ち往生、という笑えない事態が起きています。操作マニュアルを1枚にまとめて本体に貼付し、年1回は全社員参加の操作訓練を実施します。

失敗4 ソーラーパネルを本体一体型に頼る

小型ソーラーは満充電に晴天でも数日かかります。長期停電を想定するなら独立した100W以上の折りたたみパネルを別途用意するのが現実解です。

注意 「公称充電回数」をそのまま信じない。実機ではバッテリー劣化と機器の状態で大きくブレます。必ず実機テストで自社環境の数字を測ってBCPに反映してください。

FAQ よくある質問

このセクションでは企業 ポータブル電源 BCPについて、要点をやさしく解説します。

企業BCPに最初に導入するならどのポータブル電源がおすすめですか

従業員10名以下のオフィスなら、容量1056Wh・定格1500WのAnker Solix C1000を主力機にし、サブで小型機を1台組み合わせる構成が最もバランスが取れます。リン酸鉄リチウム採用で10年運用に耐え、UPS機能でルーターも守れます。

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UPSがあればポータブル電源は不要ですか

役割が違うため両方必要です。UPSはサーバーを安全に停止させる5〜15分の電源、ポータブル電源はその後数時間〜数十時間の業務継続用です。サーバー保護はUPS、通信と業務はポータブル電源と分けてください。

事務所が無人の夜間に停電したら電源は持ちますか

ルーターの消費電力が20Wなら、1000Whの容量で約50時間維持できる計算です。週末をまたぐ停電でも通信を維持できる水準です。ただし冷蔵庫など消費の大きい機器が並列だと一気に短くなるため、優先機器を絞ることが重要です。

減価償却や経費計上はどうなりますか

10万円未満なら消耗品費、10〜30万円なら一括償却資産または少額減価償却資産の特例が使えるケースがあります。BCP関連の補助金も自治体ごとに用意されているため、導入前に自社所在地の制度を確認してください。

ポータブル電源は何年で買い替えるべきですか

リン酸鉄リチウムなら3000サイクル後も80%容量を維持し、年4回の点検放充電なら計算上は約20年持ちます。実用上は10年での更新を目安にすると、技術進化の恩恵も受けられて安心です。

おすすめの企業 ポータブル電源 BCPはどれですか?

本記事で1番おすすめなのは「Jackery ポータブル電源 1000 New」です。理由は容量、 1070Whためで、迷ったらまずこちらを選べば失敗しません。下のボタンから詳細をご確認ください。

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まとめ 今日・今週・今月でやるべきBCP電源対策

BCPは「いつかやる」では間に合いません。台風シーズン・地震いずれもいつ来てもおかしくない以上、段階的に着手します。

今日やること

自社で停電時に「絶対に止めたくない機器」を3つだけ書き出します。ルーター、業務PC、電話のいずれかが入るはず。その消費電力Wを実測またはラベル確認します。

今週やること

必要Whを計算し、機種候補を3つに絞ります。本記事の比較表をもとに、容量・出力・価格帯で選定。総務部内で稟議書のドラフトまで進めます。

今月やること

機種を発注し、保管場所と運用ルールを決定。操作マニュアルの掲示と初回点検を実施します。同時に半年後の次回点検をカレンダーに登録します。

まとめ 停電は数日〜数週間続く前提でBCPを設計する。定格1500W・容量1000Wh以上のリン酸鉄リチウム機を主力に、UPSと併用して通信と業務を守る。買って終わりにせず、半年ごとの点検と年1回の訓練で運用品質を保つこと。これが企業BCP電源対策の正解です。

電源対策は地味ですが、止まった瞬間に売上も信頼も失う最重要インフラです。今日の30分で、5年後の自社を救えます。動き出すなら、今です。

石川(元消防士・防災士)
この記事を監修した専門家
石川(元消防士・防災士)
消防署で15年以上勤務し、数多くの災害現場に出動。退職後は防災コンサルタントとして、個人・法人・自治体向けに避難訓練プログラムや防災用品の提案を行う。「今すぐ行動できる防災」をテーマに、現実的で実行しやすい対策を発信しています。
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災害対策 防災グッズ 非常食
  • 企業の非常用トイレ備蓄数は従業員1人あたり何個?3日分の目安と選び方を解説

この記事を書いた人

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防災士。防災用品を扱うスマイルライフ合同会社で、防災グッズの選び方や家庭の備えに関する情報を発信。個人・法人・自治体向けの防災用品の提供に携わります。

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