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携帯トイレおすすめ&選び方完全ガイド|災害時・アウトドアに必須!
こんにちは、防災士の石川です。
地震・台風・断水・停電といった災害時、意外と困るのが「トイレ問題」。水が使えず排泄ができない状況は、健康にも精神的にも大きなストレスになります。そんなときに役立つのが携帯トイレです。この記事では、防災士の視点から、家庭・職場・車内に備えておくべき携帯トイレの選び方やおすすめ商品をご紹介します。
1. 携帯トイレとは?必要性と活用シーン
携帯トイレとは、災害やアウトドアなど水が使えない環境でも排泄を可能にする簡易トイレのことです。
主な使用シーン:
- 地震や台風による断水・停電時
- 避難所での生活(トイレが混雑・不衛生など)
- 渋滞や立ち往生時の車中泊
- キャンプ・登山・釣りなどのアウトドア
- 高齢者や介護現場での非常時
実際、東日本大震災や熊本地震など大規模災害時には、多くの避難者がトイレの利用に苦労しました。特に女性や高齢者、子どもにとっては不衛生なトイレや長時間の我慢が健康リスクに直結します。
たとえば、2011年の東日本大震災では、多くの避難所で仮設トイレが不足し、利用者の中には水分摂取を極端に控えてしまい、脱水症や膀胱炎を引き起こすケースが報告されました。さらに、高齢者がトイレを我慢し続けることで、排泄トラブルや転倒事故の原因になった例もあります。

このように、水が使えない状況下でも、衛生的に排泄できる手段を確保することは、命と健康を守る上で極めて重要です。
携帯トイレは「防災グッズの中でも最も見落とされやすく、しかし最も必要とされる道具」として、防災士の現場でも強く推奨されています。
2. 携帯トイレの種類と特徴
① 凝固剤+袋タイプ

最も一般的なタイプで、防災グッズとして家庭・職場・学校などで広く採用されています。凝固剤は尿や便を瞬時に固め、ゼリー状にして漏れを防ぎます。あわせて付属の防臭袋がにおい漏れをシャットアウト。使用後は袋ごと可燃ごみとして廃棄できます。
- 地震直後、トイレの配管が破損して使えない状況で、自宅の和式トイレに袋をかぶせて使用。
- 災害備蓄として家族4人で3日分(1人×15回分=60回分)を準備。
② 袋一体型タイプ(簡易組立式)

袋の内側に凝固剤や高吸水ポリマーがあらかじめ組み込まれており、開いてそのまま使える簡易設計。袋を広げてすぐに使えるので、子どもや高齢者でも扱いやすいのが特長。トイレがない場所でも短時間で対応可能です。
- キャンプ場で仮設トイレが長蛇の列。自分の車内で一体型タイプを使って安心。
- 保育園に備蓄されており、園児にも使わせやすいと高評価。
③ 便器型の簡易トイレ

便座付きの折りたたみ式簡易トイレで、自宅トイレが使用できない場合の“代替トイレ”として活躍。袋を便器にセットし、使用後は袋ごと取り外して処理。椅子のような安定感があり、腰掛けて安心して排泄できるので高齢者や足腰の弱い方にも適しています。
- 台風被害で断水した高齢夫婦の家庭で使用。便器型で安心・安全。
- 要介護者の自宅療養中、夜間トイレとして常設。
④ テント付きの組立式トイレ

簡易便器とプライバシーを守るテントがセットになった本格仕様。避難所や屋外での使用を前提とし、女性や高齢者、介護者への配慮がなされた設計です。周囲の視線を遮るだけでなく、寒さや虫からも守られるため安心して排泄が可能。
- 避難所に設置し、女性専用トイレスペースとして活用。
- 駐車場での車中泊時、テントを車の横に立ててトイレ空間を確保。
3. 防災士が教える携帯トイレの選び方5つのポイント
1. 使いやすさ
→ 災害時には緊張や不安から手元が不器用になることもあります。パッケージを開けてすぐに使える、直感的に使い方がわかるものを選びましょう。たとえば、袋一体型タイプは開いてすぐ使えるため、子どもや高齢者でも迷うことなく使用できます。実際、避難所では高齢の方が「これなら安心して使える」と喜ばれていました。
2. 廃棄のしやすさ
→ 使用後の処理も重要なポイントです。自治体によってごみの分別ルールは異なるため、「燃えるごみとして捨てられる」「分別不要」などの表記があると安心です。過去の災害では、トイレ袋の処理方法が分からず保管してしまい、避難所の悪臭や衛生トラブルにつながったケースもありました。
3. 消臭・抗菌性能
→ 携帯トイレを選ぶ上で、におい対策は非常に重要です。特に夏場や車内では、臭いがこもって大きなストレスになります。BOSのように“臭わない袋”を採用した製品や、銀イオン配合の抗菌凝固剤入りのものが人気です。実際に「避難所でBOSを使ったら、室内に置いていても全く臭わなかった」という声も。
4. サイズ・携帯性
→ 持ち運びやすいサイズであることは、防災リュックや車載備蓄の観点で重要です。コンパクトに折りたためたり、1回分ごとに個包装されていたりすると、必要なときに取り出しやすく便利。たとえば「トイレマン」の10回セットは、車のダッシュボードにも収まるサイズで非常に人気です。
5. 備蓄年数と保存性
→ 長期保存が可能なものを選べば、入れ替えの手間が省けて経済的。最低でも5年、できれば7年程度の保存性がある製品を選びましょう。過去の台風では「備蓄していた携帯トイレが使用期限切れで使えなかった」という事例もありました。信頼できるメーカーの保存年数表示を必ず確認しましょう。
4. 防災士が選ぶおすすめ携帯トイレ5選
商品名 | 画像 | リンク | 特徴とポイント | 比較コメント |
---|---|---|---|---|
ラピタ 簡易トイレ 50回分 | 商品ページ | プロ仕様・50回分・7年保存・日本製・家庭や事業所向けに最適 | 家族単位やオフィス用に最適な大量備蓄型。品質・備蓄性に優れた逸品。 | |
トイレマン 10回セット | 商品ページ | コンパクト・1回ずつ個包装・コスパ◎・車載や個人用に最適 | 携帯性を重視する人に最適。緊急用として車内常備にもおすすめ。 | |
クリロン化成 BOS 非常用トイレ | 商品ページ | 防臭力抜群・BOS採用・避難所生活に最適・設置簡単 | 臭いが心配な環境で使いたい人に最適。防臭性で選ぶならこれ。 | |
アイリスオーヤマ 簡易トイレセット | 商品ページ | 便座付き・安定感◎・介護用途にも便利・収納バッグ付き | 安定した排泄環境を確保したい人に。家庭や介護現場に向く仕様。 | |
防災防犯ダイレクト ポータブルトイレ | 商品ページ | 防災士監修・消臭凝固剤使用・使いやすく携帯性◎・リュックに最適 | 防災リュックに入れておくべき1セット。携帯性と安心感のバランス◎ |
■ ラピタ 簡易トイレ 50回分
防災用品専門メーカー「LA・PITA」による、プロ仕様の簡易トイレ。家庭や事業所での長期備蓄に向いており、50回分のトイレ処理が可能です。凝固剤と袋がすべてセットになっており、使用後はそのままゴミとして廃棄可能。備蓄年数は7年と長く、家族や複数人での使用にも安心。高品質な日本製で、信頼性が非常に高いのもポイントです。
■ トイレマン 10回セット
手軽に備蓄したい人に人気のコスパ重視タイプ。1回分ずつ個包装されており、車のダッシュボードや職場の引き出しにも収納可能。コンパクトで軽量なため、防災リュックにも最適です。凝固剤は高吸収タイプで、使用後の臭いをしっかり抑えます。初めての備蓄にもおすすめできるエントリーモデル。
■ クリロン化成 BOS 非常用トイレ
「臭わない袋」で有名なBOSシリーズの携帯トイレ。防臭性能に特化しており、使用後の袋を室内に置いても臭いが気にならないほど高性能です。特に夏場や避難所生活など、臭いが気になる環境で力を発揮します。便袋と凝固剤が一体化しているため、設置もスムーズ。ペットの排泄処理などにも転用可能です。
■ アイリスオーヤマ 簡易トイレセット
便座付きの折りたたみ型トイレと処理袋がセットになった製品。安定性があり、家庭のトイレが使用できないときの代替として優秀です。処理袋は凝固剤入りで、使用後は密閉して廃棄可。災害時に限らず、高齢者介護やアウトドアでも重宝されます。保管にも便利な専用収納バッグ付き。
👉 https://www.irisplaza.co.jp/
■ 防災防犯ダイレクト ポータブルトイレ
被災地の声をもとに作られた非常用トイレセット。防災士監修のうえで設計されており、使いやすさ・衛生性・備蓄性をすべて満たしています。消臭性の高い凝固剤と防臭袋を採用しており、安心感も高い製品です。コンパクトに収納できるため、防災リュックに1人1セット入れておくのに最適です。
👉 https://store.bousaibouhan.jp/
5. まとめ|家庭・車・職場に分散備蓄を
携帯トイレは、災害時の“命を守る”ための重要なアイテムです。特に断水や停電などでトイレが使えない状況は、想像以上に生活の質を下げ、体調にも影響を及ぼします。
そのため、家庭では1人あたり最低15回分(3日分)×家族人数分を目安に備えるのが理想です。また、職場や車の中にもコンパクトタイプを常備しておくと安心。分散して備えることで、いざというときに「どこにいても使える」状態を作ることができます。
さらに、備蓄するだけでなく、使い方を家族で確認しておくことも重要です。袋の取り付け方法や処理の仕方、設置の場所などを事前にシミュレーションしておきましょう。
Q&A よくある質問
Q1. 携帯トイレは何回分備えておけばいいの? → 1人につき最低でも15回分(3日間で5回/日)を目安にしてください。家族人数や使用場所(自宅・車・職場)に応じて追加しましょう。
Q2. どの携帯トイレがおすすめですか? → 長期備蓄に優れた「ラピタ」や、コンパクト性重視の「トイレマン」、防臭力抜群の「BOS」など、用途に応じて選ぶのがポイントです。
Q3. 使用後の携帯トイレはどこに捨てればいい? → ほとんどの製品は「可燃ごみ」として捨てられます。ただし、自治体のルールに従って処理してください。
Q4. 夏場の臭い対策にはどうしたらいい? → BOSや銀イオン配合の抗菌凝固剤入りタイプがおすすめ。防臭袋と組み合わせるとさらに効果的です。
Q5. 高齢者や子どもにも使えますか? → はい。袋一体型タイプや便器付きタイプは特におすすめです。使用方法が簡単で、安心して使えます。
Q6. 保存期限が切れた携帯トイレは使える? → 使用自体は可能ですが、凝固性能や防臭力が落ちている可能性があるため、交換をおすすめします。
Q7. 防災リュックに入れてもかさばらない? → 10回分が手のひらサイズになる製品も多く、リュックのポケットや車載用にぴったりです。
Q8. ペットや介護にも使えますか? → はい。BOSなどはペットや介護現場での排泄物処理にも活用されています。用途に応じて準備しましょう。